研究課題/領域番号 |
21K16539
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55050:麻酔科学関連
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研究機関 | 大阪公立大学 (2022-2023) 大阪市立大学 (2021) |
研究代表者 |
堀 耕太郎 大阪公立大学, 大学院医学研究科, 講師 (60735827)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | カルシウム / 麻酔 / 心肥大 |
研究開始時の研究の概要 |
局所麻酔薬の循環抑制作用が心肥大状態で増強され、それがTRP (Transient receptor potential) チャネルを介して生じている可能性が知られている。心肥大形成のメカニズムとしてTRPチャネルを介するカルシウムシグナルが挙げられるが、CRAC (Calcium-release activated calcium) チャネルを介する経路の重要性も近年示唆されているため、本研究では心臓特異的なCRACチャネルのノックアウトマウスを作成し、心肥大形成過程におけるCRACチャネルの役割を調べ、心肥大での局所麻酔薬による循環抑制メカニズムへの関与を明らかにする。
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研究実績の概要 |
α-MHC CreマウスとOrai1 fl/flマウスの交配によるノックアウトマウス作成は効率的ではないものの何とか最低限の頭数を確保していたが、当大学の動物飼育施設移転に伴いストレスによるものかノックアウトマウスの雌が全例死亡してしまったため、残っている雄マウスを用いて再度ノックアウトマウス作成が必要になった。現在の交配効率は改善傾向であり引き続きbreeding cageを最大限まで増やして早期にノックアウトマウスの頭数確保を目指す方針である。 マウスでの心筋細胞の確保やランゲンドルフ、また心肥大モデル作成は繰り返し行っているが、以前当施設でラットに用いていた方法ではどれも安定して成功する事が難しく、その方法を改良中である。それに加え、ラットを用いて以前の方法を行い、CRACチャネル抑制薬を用いる事でその作用を解析する実験も検討している。まずはノックアウトマウスの頭数確保を達成する事が最優先事項となっている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
報告年度の当大学での動物飼育施設移転に伴い、ストレスによると思われるノックアウトマウスの死亡が相次いだため。
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今後の研究の推進方策 |
動物飼育施設移転に伴うノックアウトマウスの一時的な頭数減少から現在は改善傾向にあるため、引き続きこの頭数確保に努める。また以前に行った経験のあるラットを用いた検討も加える事で研究計画の修正も検討していく。
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