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神経障害性疼痛における脊髄後角HCN4発現ニューロンの病態生理学的機能

研究課題

研究課題/領域番号 21K16543
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55050:麻酔科学関連
研究機関九州大学 (2021, 2023)
社会医療法人 雪の聖母会(聖マリア研究センター) (2022)

研究代表者

中川 拓  九州大学, 医学研究院, 助教 (00869050)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード神経障害性疼痛 / ニューロン / HCN4 / 複合性局所疼痛症候群(CRPS) / 神経障害モデル / イオンチャネル / HCN / アロディニア / DREADD
研究開始時の研究の概要

HCNチャネルと呼ばれる細胞の興奮性に関わるイオンチャネルの一つHCN4が脊髄においてⅡ層からⅢ層といった限定的な領域の神経細胞に発現していることを以前発表した。この領域は触覚の情報が痛みの伝達回路に混線する病態(アロディニア)に関わる場と考えられている。アロディニア病態マウスを作成し、HCN4発現神経細胞のHCN4を機能促進または抑制することでこの病態がどのように変化するかを検討する。

研究成果の概要

HCN4機能抑制+神経障害モデルの作成、およびHCN機能促進+神経障害モデルの作成に関しては、安定して作成可能な状態となっているが、神経障害性疼痛が発生しているか(非侵害刺激である触刺激を行っているにも関わらず侵害受容としてのシグナル伝達が行われているか)の評価する実験方法の確立に難渋し、実験は中断している。代わりに、マウスの坐骨神経を切断し、足を二週間ギプス固定を行うことによりCRPS(複合性局所疼痛症候群)モデルマウスを作成し、CRPSにおけるHCN4が果たしている役割を解明する研究を開始している。研究はまだ実験条件の検討中である。

研究成果の学術的意義や社会的意義

神経障害性疼痛は有病率が一定数いるものの疼痛コントロールに難渋することが多く、その治療は今後期待されている。今回の研究により、安定的にHCN4機能抑制+神経障害モデルの作成、およびHCN機能促進+神経障害モデルの作成を行えるようになったため、実験手法が確立した際には脊髄Ⅲ層で神経障害性疼痛に関わっている可能性が高いと思われるHCN4チャネル発現神経細胞の生理学的機能の解明に寄与できると考えている。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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