研究課題/領域番号 |
21K16582
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
岩井 拓磨 日本医科大学, 医学部, 助教 (60614782)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 絞扼性腸閉塞 / cfDNA / DNA分解酵素 / 腹部救急 / cell-free dna / cell-free DNA |
研究開始時の研究の概要 |
絞扼性腸閉塞は経時的に血流障害が進むため、早期に診断・治療できるかが予後を左右する。緊急手術を要する絞扼性腸閉塞と、保存的治療も選択し得る癒着性腸閉塞との鑑別は極めて重要である。 絞扼性腸閉塞は臨床所見に個人差が大きくCT画像や腹部症状による診断は悩ましい場合も多い。客観性のあるシンプルかつ迅速な補助診断方法が望まれる。 本研究では末梢血循環DNAならびに血中DNA分解酵素活性により腸閉塞症例における血流障害の有無を判定し、絞扼性腸閉塞の鑑別を行うことを目的とする。従来、絞扼性腸閉塞の診断はCTが標準的であり、血液を用いた有用な診断法は開発されていないため本法の独自性及び臨床上の有用性は高い。
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研究実績の概要 |
絞扼性腸閉塞症例の血液サンプル収集は目標数に到達した。 血液中cell-free DNAのfragment解析を現在行って、データ分析を進めている。 2023年には学術集会の発表や、英字での研究紹介記事掲載もあり、研究の対外的なプレゼンテーションも進んでいる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
血液サンプル収集は目標数に達した。 cell-free DNAのfragment解析、症例の術中所見データを解析統合する作業は順調に進んでいる。 コロナ禍により動物実験に遅れがある。
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今後の研究の推進方策 |
血液サンプルのcfDNA fragment解析をすすめ、2024年内の論文投稿に向けデータ分析ならびに原稿執筆に取り組んでいるところである。
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