研究課題/領域番号 |
21K16593
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
木下 真央 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20816384)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | SARS-CoV-2 / 血清抗体価システム / 特異的高力価免疫グロブリン製剤 / 血清抗体価測定システム / 抗体価プロファイリング / 高力価免疫グロブリン製剤 |
研究開始時の研究の概要 |
新型コロナウイルス感染症は、特異的なワクチンが存在せず標準的な治療薬はない。そこで先行研究・技術を応用してコロナウイルスタンパク免疫化マウスの血清を用いて抗体価解析を実施し、新型コロナウイルス感染症に有効な表面抗原を探索する。それに対する特異抗体を精製することによって、今後のウイルスの変異能力や創薬開発の見地からも適応性・実用性が高い治療薬が開発できる。新型コロナウイルス感染症に対する高力価免疫グロブリン製剤の開発と新規抗原タンパクを同定し、新たな免疫療法の開発に向けた臨床応用につなげる。
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研究実績の概要 |
遺伝子組み換え各種S抗原タンパクをAluminum hydroxide・CpG oligodeoxynuleotide・Freund's adjuvantを用いて各種アジュバントを混合したワクチンを作製し、それぞれ経鼻・皮下注射し、免疫化する。8週間後、免疫化したマウスの尾静脈から末梢血や肺胞洗浄液、肺組織図など記録し、免疫化モデルの作成とともに擬似回復期血清のモデルを精製した。遺伝子組換えSタンパク質・ACE2タンパク質などを96ウェルイライザプレートにコーティングし、その後1%牛血清アルブミンでブロッキング処理する。上記実験から得られた血清や免疫グロブリンを希釈し、 37℃・2時間で保温する。その後、HRP複合ヤギ由来抗マウスIgGを二次抗体として使用し37℃・1時間で保温する。プレートをリン酸緩衝液で洗浄した後、結合反応を評価するためTMB試薬を投与する。反応は0.5M硫酸を加えて停止し、450nm波長のスペクトロフォトメーターにより吸光度測定する。吸光度の解析結果から経鼻・皮下投与ともにワクチンの効果を認めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究計画の大枠としては以下を計画していた。 1. SARS-CoV-2の遺伝子解析、遺伝子組換えタンパク質の精製 2. マウス免疫化モデルの確立 3. 血清抗体価測定システムの構築 上記プロジェクトに関して概ね順調に進展している。
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今後の研究の推進方策 |
新規抗原タンパクを同定や特異的高力価免疫グロブリン製剤の精製とヒト体内動態における効果発現の評価を施行し、新たに人類に危険を及ぼす致死性の高い新型ウイルスが発生しても表面抗原の特異的抗体を変化させることにより簡便で順応性の高い治療薬を精製する。さらに経鼻と皮下投与におけるブースト効果について検討を深める。
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