研究課題/領域番号 |
21K16601
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
高橋 利英 筑波大学, 医学医療系, 客員研究員 (50881562)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2022年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2021年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 急性期脳損傷 / レドックスインジェクタブルゲル / 再生医療 / フリーラジカル / 活性化酸素 / 頭部外傷 / 脳損傷急性期 / 歯髄幹細胞 / RNP / 幹細胞移植 / フリーラジカル・活性酸素 / レドックスナノ粒子 |
研究開始時の研究の概要 |
外傷性脳損傷に対する細胞治療は幹細胞移植研究が中心であるが、急性期においてはフリーラジカル・活性酸素が生じ、幹細胞移植には劣悪な環境が生じるため細胞治療の確立には至っていない。申請者は新規のフリーラジカルスカベンジャーであるレドックスナノ粒子をマウス急性期頭部外傷モデルに静脈注射することで、損傷脳のフリーラジカルが抑制されたことを報告した。さらにレドックスナノ粒子からなるレドックスインジェクタブルゲルを開発し、脳損傷部に効率的に直接投与することが可能となった。同技術を用いることでフリーラジカル・活性酸素を制御した環境下での、外傷性脳損傷急性期に対する幹細胞移植治療の研究を実施する。
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研究成果の概要 |
Embryonic Stem Cell(ES細胞)はE-Cadherinを介して移植細胞の成熟度を調節し、移植細胞の生着・増殖を促す可能性が指摘されている。逆にN-Cadherinは神経細胞の移動・遊走と成熟に重要な 役割を果たし、これにより移植細胞の生着後に神経細胞の増殖を促すことができる可能性もある。まずは、間葉系細胞である歯髄幹細胞でE-Cadherin抗体およびN-Cadherin抗体を利用した細胞成熟コントロールの可能性を検証した。E-Cadherin群は低酸素状態では細胞への障害が少ない可能性が示唆された。N-Cadherin群は細胞の成熟促進効果の可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の神経分化誘導方法では幹細胞の分化、増殖が進み、長期に未成熟状態を維持することが困難であるが、 E-cadherinを介した幹細胞は未成熟を維持し増殖能も有することが報告されている。逆にN-Cadherinは神経細胞の移動・遊走と成熟に重要な役割を果たすことが報告されている。本研究において、ヒト歯髄幹細胞の培養においてもE-CadherinとN-Cadherinのこのような役割が示された。 この結果は、細胞培養を行う今後の研究においても応用できるものであり意義があると考えられる。
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