研究課題/領域番号 |
21K16640
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
小野 秀明 埼玉医科大学, 医学部, 客員准教授 (50771846)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 脳動静脈奇形 / 遺伝子解析 / 次世代シークエンサー / germline mutation / somatic mutation |
研究開始時の研究の概要 |
出血性脳卒中を引き起こす、脳動静脈奇形の発症メカニズムの病態解明を行い、その先の治療法確立につなげることを目的とする。脳動静脈奇形に対して、次世代シークエンサーを用いたgermline・somatic mutation解析を行い、疾患関連遺伝子の同定・遺伝子変異と病態重症度との関連性解明を目指す。さらに同定した遺伝子変異とその発現が確認された細胞腫を用いて、機能解析を行い、既知の薬剤によるスクリーニングをすることで治療薬の候補の同定を目指す。
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研究実績の概要 |
出血性脳卒中を引き起こす、脳動静脈奇形の発症メカニズムの病態解明を行い、その先の治療法確立につなげることを目的としている。 患者血液からのgermline解析に加え、脳動静脈奇形検体のsomatic mutation解析を行う。次世代シークエンサーを用いたdeep sequencingを行う予定であり、これにより一部の組織にしか生じていないような遺伝子変異も検出することが可能となる。疾患関連遺伝子の同定・遺伝子変異と病態重症度との関連性解明を目指す。臨床検体の遺伝子解析から同定した遺伝子変異とその発現が確認された細胞腫を用いて、遺伝子を過剰発現させ、各種assayにて機能障害の程度を評価し機能解析を行う。さらに各種pathwayのinhibitor等の既知の薬剤によるスクリーニングをすることで治療薬の候補の同定を目指すべく、研究を行っている。 検体を採取する埼玉医科大学国際医療センター、解析する東京大学にて倫理委員会の許可を得て、検体を採取しており、現在のところ14検体採取し、4検体の解析を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
脳動静脈奇形の手術件数が、当初の予定よりも少ない状況となっている。
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今後の研究の推進方策 |
現在採取できている検体に関して解析を行う。また、さらなる検体採取を行う。
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