研究課題/領域番号 |
21K16645
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 愛知県がんセンター(研究所) |
研究代表者 |
平野 雅規 愛知県がんセンター(研究所), 分子腫瘍学分野, 研修生 (40823076)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2022年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | オルガノイド / スーパーエンハンサー / 悪性神経膠腫 / 髄膜腫 / ChIP-seq / NGS / 悪性脳腫瘍 / miRNA |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、患者腫瘍検体を用いたSE解析及びmiRNA解析を組み合わせたアプローチにより、悪性神経膠腫の発生・悪性進展化に強く寄与する異常miRNAを同定し、更にそれを標的とした治療の可能性を検討することを目的とする。 これまで腫瘍検体を用いたSE解析は殆どされておらず、更にmiRNAとの複合的な解析は皆無であり、大変独自性の高い研究となる。又、複合的解析の結果重要と考えられたmiRNAの検証実験については、同じ腫瘍検体から作成したオルガノイドモデルを用いる予定である。
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研究実績の概要 |
当該年度においては、引き続き手術中に採取した脳腫瘍(神経膠腫瘍・髄膜腫など)検体からのオルガノイド作成を実施した。さらに凍結腫瘍検体およびオルガノイド検体を用いた各種次世代シーケンサー解析(特にH3K27アセチル化クロマチン免疫沈降シーケンス解析)のための各種条件検討を追加で行い、最適と考えられる条件を決定した。解析の結果から、悪性脳腫瘍特異的に活性化あるいは不活性化されているスーパーエンハンサーを複数同定することができ、新たな治療ターゲット候補となりうると考えられた。 髄膜腫においては、これまでオルガノイド作成の報告自体がなく、次世代シーケンサーを用いた網羅的解析〔whole exome sequencing(WES), RNA sequencing(RNA-seq), DNAメチル化解析〕から、親腫瘍とオルガノイドの相同性を示した。また細胞と同様にオルガノイドに対しても効率的な遺伝子操作が可能であることを示し、これまで困難であった髄膜腫の基礎実験に用いることができる優れたモデルとなる可能性を示した。 当該年度においては、さらに上記スーパーエンハンサーをターゲットとした新規治療法を開発するため、特異的ターゲットエピゲノム編集を実施するための準備を進め、細胞実験にてその効果を実証した。
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