研究課題/領域番号 |
21K16690
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
村橋 靖崇 札幌医科大学, 医学部, 助教 (90855842)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 関節液 / 変形性関節症 / プロテオーム解析 / 滑膜 / 軟骨 / バイオマーカー |
研究開始時の研究の概要 |
変形性関節症は滑膜や関節液の異常性が関わっているがその相互作用は不明な点が多い。血流が豊富であり薬物動態的に有利である滑膜、関節液のネットワークが明らかでないのは治療薬開発の観点からも課題である。本研究課題では変形性関節症患者における滑膜、関節液の網羅的解析により滑膜から関節内に産生される制御因子を抽出し、in vitro, ex vivoで検証することで滑膜-関節液のネットワークを解き明かす。
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研究実績の概要 |
変形性膝関節症もしくは非変形性膝関節症に対し脛骨近位骨切り術もしくは関節鏡を行った症例の手術時の膝関節液を61例で採取した。 関節症症例と非関節症症例の各2例においてLC-MS/MS(ショットガンプロテオーム解析)の妥当性を検証した。 関節症症例と非関節症症例の関節液を各10サンプルずつプロテオーム解析を行い、関節症関連候補因子を20タンパクを抽出した。 関連候補因子はELISAにて検証を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
プロテオーム解析で同定された候補タンパクのELISAによる検証では解離する結果が検出されていた。関節液の粘性、非常に低い濃度によるELISA評価が困難であり、検査方法の再検討が必要であると考えられた。
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今後の研究の推進方策 |
再検討した検査法での候補タンパクと手術時の関節鏡視所見、MRI画像所見、臨床所見(疼痛、関節可動域)との関連性を評価し、関節症における関節液内の新たなanabolic factor, catabolic factorを同定し、バイオマーカーとしての妥当性を検証していく。
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