研究課題/領域番号 |
21K16696
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
松田 光太郎 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 客員研究員 (00815540)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2022年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 関節リウマチ / シングルセル解析 / 遺伝子改変マウス / 自己免疫性関節炎 / 病原性細胞サブセット |
研究開始時の研究の概要 |
関節リウマチは患者数が最も多い自己免疫疾患のひとつであるが、その病態形成の全貌は明らかになっていない。近年、シングルセルRNA-seqによって関節リウマチの滑膜に集簇する多彩な細胞集団の知見が得られるようになった。しかし、関節リウマチの患者背景は多様であり、個々のデータベースは検体数が少ないため、統合・再構築することで真の病原性細胞を同定することが可能となる。本研究では、複数のデータベースを統合した申請者独自のデータベースを用いて、関節リウマチの新たな病原性遺伝子や病原性細胞の同定を目指す。
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研究成果の概要 |
関節リウマチは患者数が最も多い自己免疫疾患のひとつであるが、その病態形成の全貌は明らかになっていない。近年、シングルセルRNA-seqによって関節リウマチの滑膜に集簇する多彩な細胞集団の知見が得られるようになった。しかし、関節リウマチの患者背景は多様であり、個々のデータベースは検体数が少ないため、統合・再構築することで真の病原性細胞を同定することが可能となる。本研究では、複数のデータベースを統合して遺伝子を抽出し、それらの遺伝子のノックアウトマウスに関節炎を誘導することで、関節リウマチの新たな病原性遺伝子を同定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
関節リウマチは、生物学的製剤やJAK阻害剤など近年の薬物療法の進歩によって、臨床的寛解も達成できるようになってきたが、未だに治療困難例が存在する。また、病態形成や治療抵抗性に関わる遺伝子の全貌は明らかになっていない。本研究では、複数のデータベースを統合して関節リウマチの病原性遺伝子の候補群を抽出し、それらの遺伝子のノックアウトマウスに関節炎を誘導することで、当該遺伝子の自己免疫性関節炎における役割を検討した。本研究は関節リウマチの病原性遺伝子と病原性細胞サブセットの一部を明らかにすることで、関節リウマチの新規治療の開発につながることが期待される。
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