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筋層非浸潤性膀胱癌の自然史におけるがんゲノム病理と癌免疫微小環境の解明

研究課題

研究課題/領域番号 21K16726
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56030:泌尿器科学関連
研究機関筑波大学

研究代表者

河原 貴史  筑波大学, 医学医療系, 講師 (50758919)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード筋層非浸潤性膀胱癌 / BCG / 膀胱癌 / がんゲノム病理 / BCG療法 / BCG抵抗性
研究開始時の研究の概要

筋層非浸潤性膀胱癌はBCG膀胱内注入療法を行っても30%は再発し、筋層浸潤性癌へと進展する事が問題である。そのような症例がどのようにがん遺伝子異常とBCG抵抗性となるがん免疫環境を獲得していくかを評価することは重要である。本研究は筋層非浸潤性膀胱癌の中でもBCG療法後早期に再発・進展する症例に焦点を当て、同一患者における腫瘍のがん遺伝子異常とがん免疫環境の関連性が治療経過中にどのように変化するかを明らかにすることを目的とする。

研究成果の概要

筋層非浸潤性膀胱癌はBCG膀胱内注入療法を行っても、再発・進展を繰り返すという問題があり、その機序を解明するには同一患者におけるがんゲノム病理の経時的な変化をとらえた縦断的な解析が重要である。我々は経尿道的膀胱腫瘍切除で得られたホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)検体から腫瘍サイズや腫瘍切除の時期によらず一定のクオリティーでDNA、RNAが抽出できることを明らかとし、過去の検体を用いて縦断的な網羅的解析が可能であることを見出した。そして得られた検体の網羅的解析を行い、筋層非浸潤性膀胱癌の同一患者におけるがんゲノム病理の経時的な変化を明らかとし報告予定である。

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、ホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)検体からDNA、RNAを抽出する技術が向上したが、経尿道的膀胱腫瘍切除で採取された様々なサイズの検体からどの程度DNA、RNAが抽出できるか明らかとなっていなかった。本研究で経尿道的膀胱腫瘍切除で採取された過去の小さな検体であっても網羅的解析が可能であることが明らかとなり、筋層非浸潤性膀胱癌の同一患者におけるがんゲノム病理の変化の解明の一助となると考えられる。また本研究で行った縦断的な網羅的解析により筋層非浸潤性膀胱癌のBCG抵抗性や早期再発/早期進展の分子学的機序を明らかとなることが期待される。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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