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マウス卵管オルガノイドを用いた、安価でスピーディな新規卵巣がんマウスモデルの樹立

研究課題

研究課題/領域番号 21K16790
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56040:産婦人科学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

中村 幸司  大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (00900151)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2021年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
キーワード卵巣がん / オルガノイド / モデルマウス / 遺伝子改変 / CRISPR/Cas9 / 卵巣癌 / マウスモデル / GEMM
研究開始時の研究の概要

基礎研究の成果を臨床に直結させるには、適切な動物モデルが不可欠である。卵巣がん研究において、従来の異種移植モデルはヒト卵巣がんの病態の再現性に乏しく、近年開発の進む遺伝子改変マウスモデルも作製に莫大な時間と費用がかるため、実用化には至っていない。本研究では正常免疫マウス卵管オルガノイドに発がん刺激を加え卵巣がんオルガノイドを作製し、正常免疫マウスに同所移植することで「オルガイド由来卵巣がんマウスモデル」を樹立する。ヒト卵巣がんで高率に認める遺伝子変異を導入することで、ヒト卵巣がんの病態を模倣する遺伝子改変マウスの利点を残しつつ、より安価でスピーディに樹立できるモデルの開発を目指す。

研究成果の概要

本研究は正常免疫マウス卵管より作製したオルガノイドに発がん刺激を加えin vitroでマウス卵巣がんを発生させ、正常免疫マウスに同所移植する「オルガイド由来卵巣がんマウスモデル」を樹立することを目標としている。研究期間で得られた成果として、まず正常免疫マウスより卵管を単離し、オルガノイドの安定的な培養法を確立した。また、オルガノイドが卵管由来であることを確認した。オルガノイドに発がん性の遺伝子改変を行うためのプラスミドを作製した。今後は卵巣がんオルガノイドを安定的に培養する手法を確立し、マウス卵巣へ同所移植し、オルガノイド由来卵巣がんマウスモデルを樹立する予定である。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の成果は今後、ヒト卵巣がんの病態を再現しつつ、安価でスピーディな、かつ特別な設備がなくとも作製できる卵巣がんマウスモデルを樹立へと繋がるものである。そしてこのマウスモデルが樹立されれば卵巣がんの新規治療法の確立のみならず、進展機構の解明、早期診断法の確立など、卵巣がんの予後改善に向けた研究に広く役立てることが可能となる。本研究のマウスモデルが確立されれば、多くの研究者に応用されることが期待され、世界中の卵巣がん研究を加速させる可能性があると考えている。

報告書

(3件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-01-30  

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