研究課題/領域番号 |
21K16843
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
宮部 淳二 大阪大学, 大学院医学系研究科, 特任研究員 (60756831)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2024年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 甲状腺癌 / 腫瘍代謝容積 / liquid biopsy / FDG-PET |
研究開始時の研究の概要 |
甲状腺乳頭癌では、血清サイログロブリンによる術後の再発モニタリングを容易にするために、甲状腺全摘術が行われることが多い。しかし、甲状腺葉切除術と比べ甲状腺全摘術では患者の術後のQOLは著しく低下する。その状況を打開するためには、より有益なリスク分類を確立するとともに、甲状腺葉切除術後でも有用な腫瘍マーカーを開発することが求められる。本研究は、PET画像解析より得られるmetabolic tumor volumeに基づく新たなリスク分類を構築し、liquid biopsyで検出する循環血液中のBRAF V600E変異を腫瘍マーカーとして確立することを目的とする。
|
研究実績の概要 |
甲状腺乳頭癌中リスク症例では、甲状腺全摘術あるいは葉切除術のいずれも許容されるがその適応を決定する指標は存在しない。そのため現状としては、血清サイログロブリンによる術後の再発モニタリングを容易にするために、甲状腺全摘術が行われることが多い。しかし、甲状腺葉切除術と比べ甲状腺全摘術では患者の術後のQOLは著しく低下する。その状況を打開するためより有益なリスク分類を確立するとともに、甲状腺葉切除術後でも有用な腫瘍マーカーを開発することが求められる。本研究は、metabolic tumor volumeに基づく新たなリスク分類を構築し、liquid biopsyで検出する循環血液中のBRAFV600E変異を腫瘍マーカーとして確立することを目的としている。 本年度は前年度と同様、研究対象となる患者の手術検体ならびに血液検体の収集を行い、また同症例の術前PET-CT画像データを収集・保管し、画像解析を行ってmetabolic tumor volumeを算出した。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
対象患者のサンプル集積が予定より少なく推移したため。
|
今後の研究の推進方策 |
ひきつづき対象患者のPET/CT画像データを用いてMTVの計測を行い、再発予測モデルの閾値を検討する。対象患者群から採取した血液検体由来DNAの抽出、ならびにBRAFV600E変異の検出実験を引き続きすすめる。
|