研究課題/領域番号 |
21K16860
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
南方 寿哉 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (10770612)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 内耳特異的ノックアウトマウス / カルシウム感知受容体 / ノックアウトマウス |
研究開始時の研究の概要 |
CaSRは全身のカルシウム濃度の恒常性維持に重要な役割を果たしている。我々はこれまでにCaSRの内耳における発現を検討し、蝸牛の主要な栄養欠陥であるラセン軸動脈に加えて、ラセン靭帯で機能的に発現していることを発見した。また薬理学的検討から、正常聴覚に必要不可欠な分子であることを発見した。 本研究ではノックアウト動物を用い、CaSRの内耳における役割、カルシウムの恒常性維持への寄与、また治療起点として有望かといった、生体内でのCaSRの機能を解析、検討する。
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研究実績の概要 |
我々は内耳ラセン靭帯へのカルシウム感知受容体(CaSR)の発現を免疫染色、ウェスタンブロッティング法にて確認した。またカルシウムイメージング法を使用し同部位での発現が機能的な発現であることを確認した。そこでラットを使用し、蝸牛内に正円窓経由にて直接薬剤を投与する方法を開拓し、同法にて蝸牛内に直接CaSR阻害薬であるNPS-2143及び作動薬のR-568を投与し、その際の聴力の変化をABRにてリアルタイムにて測定し投与直ちに聴力が低下することを見出した。 そこでノックアウトマウスを作製しCaSRの内耳での働き、聴力への関与についての検討を行う方針としノックアウトマウスの作製に着手した。しかし、CaSRを単独でノックアウトすると高カルシウム血症にて生後数時間で死亡するため、CASR/PTHダブルノックアウトマウスを作製する方針とした。しかし、ダブルノックアウトマウスも一部を除き大部分は生後数時間で死亡したため内耳特異的にCaSR/PTHをノックアウトさせたマウスの作製を行う方針と、現在他の内耳特異的なノックアウトマウスを参考に作成中である。また同時に一部の生存したCaSR/PTHダブルノックアウトマウスを使用し解析を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
ノックアウトのマウスの作製が当初想定よりかなり難航しているため
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今後の研究の推進方策 |
ノックアウトマウスの作製をすすめると同時に薬剤にてCaSRの機能をブロックさせたマウスを使用しての解析を行う予定である。
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