研究課題/領域番号 |
21K16875
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56060:眼科学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
橋本 左和子 九州大学, 大学病院, 学術研究員 (20826367)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
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キーワード | 加齢黄斑変性症 / 高齢化 / 有病率 / 喫煙 / 食生活 |
研究開始時の研究の概要 |
加齢黄斑変性症(Age-related macular degeneration, 以下AMD)は、老化に伴って黄斑部に出血や浮腫をきたす疾患であり、我が国の視力低下の主原因であるため超高齢化社会を迎える我が国にとって公衆衛生上の優先課題である。欧米では抗酸化作用をもつ栄養素がAMD発症を低下させることが報告されており、今回久山町研究成績を用い日本人におけるそれらの栄養素及び食品とAMD発症との関連を明らかにする。
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研究成果の概要 |
研究代表者はこれまでに1998年から2012年にかけて加齢黄斑変性症(Age-related macular degeneration, 以下AMD)患者の有病率が我が国において有意に上昇していることを報告した。さらに2017年のデータを追加することにより、約20年に渡り高齢化に伴い上昇していることを確認中である。同時に栄養素の血中濃度のデータ及び食事パターンの分類を合わせることでAMD有病率との関連を検討中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
AMDは、老化に伴って黄斑部に出血や浮腫をきたす疾患である。近年、欧米で抗酸化作用をもつ栄養素がAMD発症のリスクを低下させることが報告され、サプリメントとして販売されている。しかし、AMDは日本人特有の病態があり欧米の報告を日本人に代用することには疑問が残る。久山町研究では栄養摂取状況が国民栄養調査の成績とほとんど変わりがなく、食事調査は70項目の食物摂取量を使用し、栄養素は採血検査で正確に把握でき、わが国の高齢者における食生活の実態を正確に反映することが可能である。そのためAMD発症に有効な栄養素を含む食品及びその組み合わせ(食事パターン)を検討し、その関連を明らかにすることができる。
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