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L-アセチルカルニチンの重要性ならびに神経保護治療への応用

研究課題

研究課題/領域番号 21K16892
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56060:眼科学関連
研究機関東北大学

研究代表者

前川 重人  東北大学, 大学病院, 助教 (80625294)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2022年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2021年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワード緑内障 / アセチルカリニチントランスフェラーゼ / 神経保護 / カルニチン / CrAT / L-アセチルカルニチン
研究開始時の研究の概要

緑内障は本邦の中途失明原因の第一位の疾患であり、視覚障害によるQuality Of Life (QOL)の低下は社会的な問題となっている。このため緑内障の病態を明らかにし、有効な予防及び治療を講ずることは重要な臨床課題である。申請者の研究室では緑内障患者の前房水ならびに視神経挫滅後のマウス網膜神経節細胞においてL-アセチルカルニチンが増加することを発見した。本研究では緑内障病態におけるL-アセチルカルニチンの重要性ならびに神経保護治療への応用への可能性を検証する。本研究は、モデル動物を用いて緑内障病態の一端を明らかにすることで、新たな治療法開発の基礎的分子基盤としての貢献が期待される。

研究成果の概要

申請者の研究室ではこれまでの研究成果から、緑内障患者の前房水ならびに視神経挫滅後のマウス網膜神経節細胞においてL-アセチルカルニチンが増加することを発見した。本研究では緑内障病態におけるL-アセチルカルニチンの重要性ならびに神経保護治療への応用への可能性を検証した結果、L-アセチルカルニチンの合成酵素であるアセチルカルニチントランスフェラーゼ(CrAT)が緑内障モデル動物に対し神経保護効果を示すことを明らかにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

緑内障は本邦の中途失明原因の第一位の疾患であり、視覚障害によるQuality Of Life (QOL) の低下は社会的な問題となっている。このため、緑内障の病態を明らかにし、有効な予防及び治療を講ずることは重要な臨床課題である。本研究では神経保護を示す物質の候補として自施設における緑内障患者の検体や緑内障モデル動物を用いたメタボローム解析結果に焦点を当て、その代謝制御のメカニズムや病態における生理的意義を検証した点で既存研究から飛躍している。本研究結果は緑内障の新たな治療法開発の基礎的分子基盤としての貢献が期待される。

報告書

(3件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-01-30  

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