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日本人の眼瞼基底細胞癌の網羅的ゲノム解析で明らかにする既存薬物の有効性

研究課題

研究課題/領域番号 21K16898
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56060:眼科学関連
研究機関九州大学

研究代表者

秋山 雅人  九州大学, 医学研究院, 講師 (10757686)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
キーワードがんゲノム / 悪性腫瘍 / ゲノム医療 / 薬理遺伝学 / 次世代シークエンス / 基底細胞癌 / エクソーム
研究開始時の研究の概要

眼瞼基底細胞癌(BCC)についてエクソームシークエンスによる網羅的がんゲノム解析を行い、1)日本人の眼瞼部BCCの発がんに関わる遺伝子異常プロファイル、2) ゲノム情報から示唆される既存薬剤への応答性について明らかにし、眼瞼BCCのがんゲノム情報に基づいた個別化医療のための基盤を構築することを目的とする。

研究成果の概要

眼瞼基底細胞癌24例の血液と腫瘍検体のエクソームシークエンスを実施した。関連遺伝子の検証では、既知の3遺伝子に加えて過去に報告のない1遺伝子に多重検定補正後も有意な関連を認めた。新規遺伝子には12例 (50%)に非同義体細胞変異を認め、そのうち9例で同定された変異は機能欠失型変異であった。18サンプル (67%)でヘッジホッグシグナル伝達経路に属する遺伝子のいずれかに体細胞変異を認め、眼瞼部の基底細胞癌においても主要な遺伝子であると考えられた。Vismodegib反応性に影響することが知られている、SMO遺伝子の変異は7例で同定されたが、薬剤抵抗性が報告されているものではなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、日本人の眼瞼部基底細胞癌を対象とした初の網羅的ゲノム解析である。主要ながん遺伝子は、1) 近年、眼部に発生する悪性腫瘍は同一の組織型であっても体細胞変異プロファイルが異なることが報告されているが、過去の眼瞼部に限定しない研究と類似していること、2) 海外から報告された結果と類似していることを示した一方で、過去に報告のない一つの遺伝子の関連を明らかにした。また、対象者数は少ないものの、vismodegibに抵抗性が知られている変異は本研究では同定されないことを確認した。

報告書

(3件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 日本人眼瞼基底細胞癌のエクソームシークエンス2022

    • 著者名/発表者名
      秋山 雅人、左野 裕介、田邉 美香、舩津 治彦、 藤井 裕也、関 瑛子、吉川 洋、園田 康平
    • 学会等名
      第39回日本眼腫瘍学会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-01-30  

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