研究課題/領域番号 |
21K16940
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57020:病態系口腔科学関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
西井 慧美 順天堂大学, 医学部, 助教 (00848674)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 口腔炎症 / 口腔炎症制御機構 / 抗がん剤 / 制御性T細胞 / CD4T細胞 / 免疫学 / 口腔粘膜病変 |
研究開始時の研究の概要 |
抗癌剤は、安全に癌治療を進めるうえで、副作用に対する早期対応が重要である。我々は、抗癌剤投与に伴う口腔粘膜潰瘍について、マウスモデルを樹立し解析する中で、炎症下の粘膜には、IFN-gammaを産生するT細胞が存在すること、IFN-gammaの発現抑制が制御性T細胞を誘導できることを見出した。本研究では、抗癌剤誘導性口腔粘膜炎における獲得免疫応答の誘導機構、およびIFN-gamma産生の局所制御による炎症抑制機構を明らかにすることを目的とする。
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研究実績の概要 |
本年度は、口腔炎症と全身疾患との関連について更に研究を進めるため、実験準備や文献収集を中心に行った。近年、口腔炎症が全身性の様々な疾患を修飾することが明らかとなっており、その一つとして、アルツハイマー病やパーキンソン病といった神経変性疾患との関連が示唆されている。これまでの研究では、口腔の炎症とその制御機構に着眼してきたが、今後の研究では、神経変性疾患と口腔炎症の関連について更に研究を深めて行きたいと考えている。今年度は、本課題に取り組むための実験系の構築について準備を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本年度は、当研究以外に、新規プロジェクトの立ち上げに研究時間を費やしたため、本研究へのエフォートが想定よりも低くなってしまった。
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今後の研究の推進方策 |
これまでの研究では、口腔の炎症とその制御機構に着眼してきた。 しかし、今後の研究では、視野を広げ、口腔にとどまらず、口腔炎症と全身疾患との関わりについて研究を深めたいと考えている。
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