研究課題/領域番号 |
21K16988
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57030:保存治療系歯学関連
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
米倉 和秀 徳島大学, 病院, 助教 (90881540)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | テラヘルツ(THz)波 / イメージング / う蝕 / 直接法コンポジットレジン修復 / 間接法コンポジットレジン修復 / テラヘルツパルス(THz)波 / テラヘルツ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、OCT観察不可能領域まで侵 入するテラヘルツ(THZ)波を用いた新しい歯科用イメージング技術を開発し、深在性窩洞 における非侵襲かつリアルタイムでの3次元的な立体画像構築を実現すること、およびその 臨床応用によって、歯疾患の診断のみならず、診療の術中における処置の確認や接着修復の 長期予後を脅かす重大な異常事象を検出する早期保全を実現することである。
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研究実績の概要 |
近年、歯科保存修復学では、治療チェアサイドでの近赤外光スペクトルを用いたOCT(Optical Coherence Tomography ; 光干渉断層計)を用いた非破壊観察手法 が臨床実用化し、肉眼ではみつけられない初期う蝕診断および修復物内部適合性評価に応用されている。しかし、OCTには深さ方向への観察に限界が存在するな ど,その他の非破壊イメージング法の検討も必要であると考えられる。近年、電波の透過性と光の直進性を併せ持つ電波と光の境界に位置するテラヘルツパルス (THz)波を使った非破壊内部観察手法が医療、セキュリティ、工業の分野で実用化され,歯学においてもその応用が期待されている。本研究の目的はOCT観察不 可能領域まで侵入するテラヘルツパルス(THz)波を用いた新しい歯科用イメージング技術を開発し、深在性窩洞における非侵襲かつリアルタイムでの3次元的な 立体画像構築を実現すること、およびその 臨床応用によって、歯疾患の診断のみならず、診療の術中における処置の確認や接着修復の 長期予後を脅かす重大な 異常事象を検出する早期保全を実現することである。 本年度はTHz波を用いたイメージング法の歯科保存修復学領域への応用可能性の検討を行うことを目的とし て、THz分光装置を用いてヒト抜去歯のう蝕,直接法コンポジットレジン修復歯,レジンセメントを用いた間接法コンポジットレジン修復歯の構造や化学的特性 を解析することで非破壊観察が可能か検証を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
第1研究段階として、THz分光装置を用いてヒト抜去歯のう蝕、直接法コンポジットレジン修復歯、レジンセメントを用いた間接法コンポジットレジン修復歯の 切片に対して観察を行い、対処物の構造や化学特性が画像精度に与える影響について、OCT(Optical Coherence Tomography)イメージングと比較しながら研究 計画に基づいて調査検討している。テラヘルツ波のビームを対象物に集光して、焦点を機械的に走査しながら透過強度を計測することで、全体のイメージを取得 しているため、計測に長時間を要するということもあり改良が必要と考えている。おおむね順調に進展していると評価した。
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今後の研究の推進方策 |
THz分光装置を用いてヒト抜去歯のう蝕、直接法コンポジットレジン修復歯、レジンセメントを用いた間接法コンポジットレジン修復歯の 切片に対して観察を行い、対処物の構造や化学特性が画像精度に与える影響について、OCT(Optical Coherence Tomography)イメージングと比較しながら研究 計画に基づいて調査検討している。本年は計画に基づいて、人抜去歯と歯質接着修復(直接法および間接法)試料に対する非破壊観察イメージングに成功し国際接着歯学会に学会発表を行うことができた。ただしさらなる最適条件の模索、高速度化、高解像度化を行った後に,次年度に論文発表を行う予定である。テラヘルツ波のビームを対象物に集光して、焦点を機械的に走査しながら透過強度を計測することで、全体のイメージを取得 しているため、計測に長時間を要するということもあり改良が必要と考えている。
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