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メラトニン徐放性連通多孔体アパタイトー骨芽細胞複合体の骨形成能に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21K17009
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
研究機関広島大学

研究代表者

室積 博  広島大学, 医系科学研究科(歯), 専門研究員 (10881295)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワードIP-CHA / マイクロRNA / 骨芽細胞複合体 / メラトニン / 骨再生 / miRNA / 連通多孔体ハイドロキシアパタイト
研究開始時の研究の概要

メラトニンは概日リズムを調節する松果体ホルモンであるが、骨代謝の調節にも関与することが報告されている。申請者はヒト顎骨由来骨芽細胞において、メラトニンにより誘導されるmiR-181c-5pはNotch2を標的遺伝子とし、Notch2の転写を抑制することによりRunx2の発現を促進しヒト顎骨由来骨芽細胞の骨分化が促進されることを明らかとした。研究を発展させメラトニン徐放性の連通多孔体ハイドロキシアパタイトを作成し有用性についてin vitroにて検討を行う。さらに、メラトニン徐放性の連通多孔体ハイドロキシアパタイトおよび骨芽細胞の複合体を作成し、in vivoにおける骨伝導能について検討を行う。

研究成果の概要

メラトニンは、ヒト顎骨由来骨芽細胞においてRunx2の発現を誘導することにより、骨分化誘導を促進させる。また、連通多孔体ハイドロキシアパタイト(IP-CHA)は、骨芽細胞の足場として機能し、骨芽細胞と複合体を形成することで生体親和性および骨伝導能を有し、骨組織再生を促進することをこれまでに報告してきた。
今回、メラトニン溶液にIP-CHAを浸漬することにより、長期間にわたるメラトニンの徐放性を有するメラトニン徐放性IP-CHAを作成した。メラトニン徐放性IP-CHA内で培養されたヒト顎骨由来骨芽細胞は、メラトニン非徐放性IP-CHAと比較して骨分化誘導に影響を及ぼすことを明らかとした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

松果体より分泌されるホルモンであるメラトニンは、未分化間葉細胞の分化や前骨芽細胞の分化を促進し骨形成に重要な役割を担うことが報告されている。また、IP-CHAは優れた骨伝導能を有する骨補填材として広く臨床応用されており、本材料と骨原性細胞複合体の研究も行われている。本研究ではメラトニン徐放能を有するIP-CHAを作成すること、及びヒト顎骨由来骨芽細胞の複合体を作成することにより、ヒト顎骨由来骨芽細胞の石灰化能を促進することを目的としており、新規の顎骨再生医療の開発につながる可能性も期待される。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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