研究課題/領域番号 |
21K17013
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
宮本 範子 (三宮範子) 東京女子医科大学, 医学部, 助教 (70817460)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 2型糖尿病 / 歯髄幹細胞 / マイクアレイCGH / 骨芽細胞 / 骨分化誘導能 / 2型糖尿病 / マイクロアレイCGH |
研究開始時の研究の概要 |
歯髄幹細胞を用いた高効率な骨再生療法を、臨床応用を見据え、治療を要する中高年者に配慮し、中高年の2型糖尿病患の抜去歯からの歯髄幹細胞の単離、培養、高効率な骨分化誘導法の検討、疾患特異性の自己複製のおよび多分化能の検討、糖尿病マウスの頭頂骨臨界骨欠損モデルを用いた移植実験および骨分化誘導能の確認、評価を行い中高年の健常者と比較することでより現実的な臨床応用につなげるための基礎技術を開発する。
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研究実績の概要 |
中高年者は2型糖尿病を有していることが多い。骨再生を必要とする2型糖尿患者の歯髄幹細胞において、健常者と同様の骨再生が可能か否かは不明である。臨床応用を目指すには、基礎疾患による幹細胞の安定性、品質保持について明らかにする必要があると考えた。そこで、2型糖尿患者の歯髄幹細胞能変化を解析し、2型糖尿病中高年者における歯髄幹細胞を用いた骨再生療法を確立することを目的とする。 初年度は、Grontohsらの手法を用いて、コントロール群となる40歳以上の健常者の抜去歯からヒト歯髄幹細胞を採取し、応募者の所属研究施設において、これまでに確立した培養法で単離・培養した。至適条件の検討を行い、継代が問題なく行えることを確認できた。 2022年度は患者群での歯髄細胞採取し、コントロール群同様に単離・培養が目標であったが、受診患者の減少に伴い実現が困難であった。 2023年度は、前年度に引き続き検体採取数を増やすことが目標であったが、十分な数に至っていない.引き続き検体採取数を増やし、単離、培養、高効率な骨分化誘導法の検討を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2022年度からは、申請者の他病院への出向に伴う影響で検体の採取が思うように進まなかった。2023年度から、産前産後休暇と育児休暇を取得しており、その間研究を中断したため 、歯髄幹細胞の同定と疾患に伴った細胞の特性を検討するに至っていない。
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今後の研究の推進方策 |
まずは研究対象者の検体採取、単離、培養同定を行うと共に、高効率な骨分化誘導法の検討を行う予定である。また同結果の国内・国外学会での発表、論文執筆予定である。
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