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iPS細胞スフェロイドのサイズ制御と小分子化合物を応用した新規骨再生技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K17064
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57050:補綴系歯学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

松岡 秀  大阪大学, 大学院歯学研究科, 招へい教員 (60845957)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2021年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
キーワード再生医学 / 歯学
研究開始時の研究の概要

近年,iPS細胞を骨再生医療に応用するべく多くの研究がなされている.
iPS細胞は三次元培養により作製されるスフェロイドから細胞増殖ならびに目的細胞へ分化誘導を行うことが知られており,スフェロイドの大きさや形態の違いが分化効率や再現性,未分化状態維持に影響を及ぼす可能性が示唆されている.また,申請者はこれまで独自のスクリーニングシステムにより,骨芽細胞分化を促進する小分子化合物の探索を行ってきた.
そこで,本研究の目的は, iPS細胞スフェロイドのサイズ制御を行い,これに小分子化合物を応用した新たな分化誘導方法を用いることによって,iPS細胞を応用した新たな骨再生技術を開発することである.

研究成果の概要

iPS細胞スフェロイドのサイズ制御を行ったのちにAlizarin Red染色を行なった結果,スフェロイドサイズの大きい700CSがサイズの小さい100CSと比べて有意に細胞外基質の石灰化を促進することが明らかとなった.
また,小分子化合物であるiso-H-7は,骨芽細胞特異的遺伝子(Osterix,Type I collagen)の発現を有意に促進し,Alizarin Red染色によって細胞外基質の石灰化を有意に促進していることが明らかとなった.

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の目的はiPS細胞スフェロイドのサイズ制御と,ケミカルバイオロジーの観点から骨芽細胞分化誘導能を有する小分子化合物であるiso-H-7を用いることによって,iPS細胞スフェロイドを効率よく骨組織に自己組織化させることである.本研究は,iPS細胞の骨芽細胞分化機構を解明しながら,新規の骨形成促進剤の開発につながることが期待され,歯科領域にとどまらない多方面の骨組織再生医療の発展に貢献する可能性があるため,意義深い研究課題であるものと考えている.

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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