研究課題/領域番号 |
21K17074
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 東京歯科大学 |
研究代表者 |
酒井 克彦 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (40433958)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 周術期口腔機能管理 / フレイル / サルコペニア / 口腔機能低下 / オーラルフレイル / 二次性サルコペニア / がん手術後 / 周術期口腔管理 / 急性期 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究ではがんや心臓血管手術の周術期患者に対して、術前後の身体機能、栄養状態、口腔機能を包括的に評価して、予後や合併症との関連について分析を行う予定である。口腔機能低下と術後の合併症や予後との関連が明らかになれば、ハイリスク患者の抽出、適切な介入による在院日数の短縮などが期待でき、口腔機能に着目した新たな周術期口腔機能管理の在り方を提案できると考える。
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研究実績の概要 |
口腔機能低下(オーラルフレイル)がフレイルやサルコペニアに先駆けて生じることが明らかになっている。急性期においてもサルコペニアやフレイルの存在が、 合併症や予後に関連するが、口腔機能低下の影響については検証されていない。我々は、口腔機能低下は急性期における二次性サルコペニアや嚥下障害のリスクファクターとなり、合併症や予後に関連しているのではと考えた。本研究の目的は、急性期における口腔機能低下を体系的に評価し、二次性サルコペニアや摂食嚥下障害との関連性を検証し、その結果から口腔機能に着目した周術期口腔管理の介入基準とプログラムの提案を行うことである。 前年度に引き続き、当院で消化器癌、呼吸器癌および心臓血管手術を行う患者を対象とした調査を継続した。対象者に対して口腔機能検査(舌圧、咀嚼能力、ディアドコキネシス、口腔湿潤度、口唇閉鎖力)、身体機能検査(筋肉量、握力、歩行速度)を術前、術後(1週間後および3か月後)に実施をした。2023年3月までに患者登録を終了した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
初年度に体組成分析装置を購入した関係で、調査開始に遅延が生じた。しかし、本年度は順調に調査が継続できており、2023年3月で患者登録を終了した。
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今後の研究の推進方策 |
2023年6月までにデータ収集が終了する予定である。その後外科手術患者における口腔機能低下、フレイル、サルコペニアの関連、入院期間や入院中の合併症、摂食嚥下障害のリスクファークターについて解析を実施する予定である。
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