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新規口腔がん関連長鎖非コードRNA DLEU1の病的意義の解明と臨床応用

研究課題

研究課題/領域番号 21K17094
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関札幌医科大学

研究代表者

西山 廣陽  札幌医科大学, 医学部, 研究員 (60749563)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2021年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワード口腔がん
研究開始時の研究の概要

近年、がん遺伝子として機能するlncRNAの報告が相次いでいる。しかし口腔がんにおけるlncRNAの研究報告は少ない。今回申請者は、新規口腔がん関連lncRNAとしてDLEU1を同定した。DLEU1は口腔がん細胞において高頻度に発現上昇しており、そのノックダウンはin vitroでの増殖、遊走、浸潤、そしてin vivoでの腫瘍形成能を抑制したことから、有望な治療標的分子と考えた。しかしDLEU1の詳細な分子機構にはいまだ不明な点が残されている。本研究では、それらを解明するとともに、DLEU1の臨床病理学的重要性を明らかにする事で、新規診断・治療法の開発につなげることを目的とする。

研究成果の概要

口腔がんの進展に関与するlncRNAをスクリーニングし、新規口腔がん関連lncRNAとしてDLEU1を同定した。さらにDLEU1のノックダウンが口腔がん細胞の増殖、遊走・浸潤、in vivo腫瘍形成能を強く抑制することを見いだした。また我々はDLEU1の下流標的遺伝子としてHAS3、CD44、TP63を同定した。HA-CD44シグナルは、口腔がんの進展を促すことが知られている。本研究では、口腔がんにおけるDLEU1の詳細な分子機能、特にDLEU1とHA-CD44を結ぶ作用機序とその臨床的意義を明らかにする事で、診断・治療に応用しうる知見を得られる可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

今回、新規口腔がん関連lncRNAとしてDLEU1を同定した。DLEU1は口腔がん細胞において高頻度に発現上昇しており、そのノックダウンはin vitroでの増殖、遊走、浸潤、そしてin vivoでの腫瘍形成能を抑制したことから、有望な治療標的分子と考えた。DLEU1と相互作用する分子や、関与するシグナル経路など、詳細な分子機構にはいまだ不明な点が残されている。それらを解明するする事で、新規診断・治療法の開発につなげることができる可能性が示唆された。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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