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新規チェルビズムモデルマウスの確立と顎骨病変の発症メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 21K17098
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関東京医科大学

研究代表者

藤居 泰行  東京医科大学, 医学部, 助教 (90829748)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2021年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
キーワード遺伝性骨疾患 / 骨代謝 / 遺伝性骨系統疾患
研究開始時の研究の概要

チェルビズム(CBM)は両側性に生じる顎骨の膨隆と炎症性骨破壊を特徴とする遺伝性骨系統疾患であり、Src Homology3 Domain-Binding Protein2(SH3BP2)遺伝子のGain-of-function変異の関与が報告されている。しかし、CBMモデルマウスはCBMの最大の特徴である自発的な顎骨膨隆をきたすことはない。本研究では、病原体関連分子パターンを顎骨に限局して導入することによって、発症までの時間と発症部位に関して再現性が得られる新規CBMモデルの確立を行う。さらに、このモデルの解析を行うことにより、これまでのCBM研究で困難であった発症機序の解明を目指す。

研究成果の概要

チェルビズム(CBM)は両側性に生じる顎骨の膨隆と炎症性骨破壊を特徴とする遺伝性骨系統疾患であり、SH3BP2遺伝子のGain-of-function変異の関与が報告されている。本研究では、CBMの最大の特徴である自発的な顎骨膨隆までの時間と発症部位に関して再現性が得られるSh3bp2KI/KIマウスを用いた新規CBMモデルを作製した。
Sh3bp2KI/KIマウスは下顎大臼歯露髄後14日顎骨膨隆を認めた。また、組織免疫染色にてSh3bp2KI/KIマウスでは好中球の集積とNETsの代用マーカーの発現の上昇を認め、好中球関連イベントが顎骨膨隆の発症に関与していることが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

不明な点が多い希少遺伝性疾患の発症メカニズムの解明に繋がる基礎的な知見を得ることができた。本研究の成果はこれまで不明であったCBMのバイオマーカーや新規治療ターゲットの発見に繋がり、CBMの診断や治療にパラダイムシフトをもたらす可能性が高いと考えている。また、本研究の成果は他の炎症性骨疾患の理解や治療への応用も期待できる。

報告書

(3件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Tlr2/4-Mediated Hyperinflammation Promotes Cherubism-Like Jawbone Expansion in Sh3bp2 (P416R) Knockin Mice2021

    • 著者名/発表者名
      Fujii Yasuyuki、Monteiro Nelson、Sah Shyam Kishor、Javaheri Homan、Ueki Yasuyoshi、Fan Zhichao、Reichenberger Ernst J、Chen I‐Ping
    • 雑誌名

      JBMR Plus

      巻: 6 号: 1

    • DOI

      10.1002/jbm4.10562

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-01-30  

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