研究課題/領域番号 |
21K17107
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
久保田 恵吾 東京大学, 医学部附属病院, 届出研究員 (50800835)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 腫瘍免疫 / 外科系歯学 / 腫瘍免疫学 / マクロファージ / T細胞 / MHC |
研究開始時の研究の概要 |
現行の免疫療法(PD-1/PD-L1)では, 治療の適否に免疫染色が行われている。このように, がん組織の免疫組織学的な発現解析は免疫療法前に非常に重要なサジェッションを与えてくれる。本検討はエビデンスに基づいたOSCCのがん免疫療法の開発に必須な組織学的所見を得ることを主眼とする。具体的には、OSCC組織におけるLAG3とFGL1, MHCクラスIIの発現と局在を検索しTAM細胞も含めて統計学的に発現細胞数の関連について検索する。さらにPBMCを用いてLAG3陽性T細胞の免疫抑制分子発現解析を行い, TAMサブセットとの関連を共培養系に中和抗体などを用いてT細胞の抑制機序を解明する。
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研究実績の概要 |
1. LAG3免疫染色抗体の検索:非特異的反応はほぼなくなったため、症例数を増やしている。 2. 蛍光二重染色:非特異的反応がやや多くでており、1次抗体、2次抗体の濃度を変更し最適なシグナルを検出できるよう調整中である。 3. N数:症例数がまだ不足している。 4. 現状の問題点と解決策、進行中の実験:ヒトの免疫染色に時間を要しているため、マウス細胞実験においてヒアルロン酸とM1,M2マクロファージの関連を検索した。ヒアルロン酸は膵がんなどの悪性腫瘍の進展に関与しているとされ注目されているが、マクロファージとの関連は不明である。悪性腫瘍のがん幹細胞マーカーの代表的なCD44はヒアルロン酸レセプターでもあり、腫瘍組織や周囲間質細胞から産生されるヒアルロン酸とがん幹細胞の分子機構は不明な点が多い。 そこで、細胞実験で当科で使用すているヒアルロン酸ナトリウム(関節用)製剤を用いて20%,50%,67%,80%と濃度変化させマウス単球に添加しマクロファージの発現分子を検討した。さらにCD44ノックダウンしたマクロファージと同様の実験を行い、発現分子に変化を認めるか確認した。本研究結果の一部は、国際口腔ケア学会雑誌に2024年3月にアクセプトされた。 5.今後の方針:さらにLAG3の検討を行い、ヒアルロン酸とマクロファージ、がん細胞との詳細な分子機構の関係も検討していく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
症例数を増やす必要がある。 一方でヒアルロン酸とマクロファージの培養実験は進行している。
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今後の研究の推進方策 |
東大病院に異動したため、研究時間をとれるようになった。大学院生の指導も行い研究を進行させる。
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