研究課題/領域番号 |
21K17118
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 横浜市立大学 (2023) 国際医療福祉大学 (2021-2022) |
研究代表者 |
杉山 聡美 横浜市立大学, 医学研究科, 指導診療医 (90880211)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2022年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | センチネルリンパ節 / 口腔癌 / 磁性法 / RI法 / 磁気法 / センチネル / 磁性造影剤 |
研究開始時の研究の概要 |
口腔癌ではリンパ節転移の有無が予後因子となるため,早期かつ低侵襲に正確な頸部リンパ節転移の診断を行う必要がある.申請者はCT lymphography とインドシアニングリーン蛍光法による新しいセンチネルリンパ節生検を確立してきたが,ヨードアレルギー,喘息や腎機能障害のある患者には造影剤が投与できず,放射線被曝の問題もある.そこで,放射線被曝のない新しい革新的なセンチネルリンパ節生検を実現するため,磁性造影剤を用いた MR lymphographyによるセンチネルリンパ節の同定法を確立する.またMR lymphography 単独での頸部リンパ節転移の早期診断にも応用可能かどうかも検討する.
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研究実績の概要 |
早期口腔癌N0症例における後発頸部リンパ節転移(頻度:20%から40%)は予後因子となり,その制御が極めて重要である.予防的頸部郭清術は侵襲が大きいため, 近年センチネルリンパ節生検が口腔癌にも導入されてきたが,ラジオアイソトープ法を用いたセンチネルリンパ節生検は放射線被爆や放射線管理区域の問題があった. これまでCT lymphographyとインドシアニングリーン蛍光法による新しいセンチネルリンパ節の同定および生検法を確立してきたが,ヨードアレルギー,喘息や腎機能障害のある患者には造影剤が投与できず,実施不可能であり,またCT画像検査による放射線被曝の問題もあった. そこで,磁性造影剤とMRIに着目し,放射線被曝のない新しい革新的なセンチネルリンパ節生検を実現するために,磁性造影剤を用いたMR lymphographyによるセンチネルリンパ節のマッピング法を考案した. MR lymphographyによるセンチネルリンパ節のマッピング法を評価するうえで,海外で標準治療とされているラジオアイソトープ法によるSPECT/CTとの比較が必要である.そのため,本研究では,早期口腔癌N0症例に対して磁気法とラジオアイソトープ法によるセンチネルリンパ節のマッピング法に関して比較検討する.磁性造影剤が適応外使用となり,保険診療での研究ができないため,臨床研究審査委員会での審査・承認を得ることができたため,症例をリクルートし,本研究を開始した.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
現在,実施症例数を増やしていく.
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今後の研究の推進方策 |
現在,実施症例数を増やしていく.
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