研究課題/領域番号 |
21K17169
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57070:成長および発育系歯学関連
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
長濱 諒 昭和大学, 歯学部, 講師 (90783530)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | Hemifacial microsomia / CBCT / 下顎骨形態 / 矯正 / 遺伝子解析 / 第一・第二鰓弓症候群 |
研究開始時の研究の概要 |
Hemifacial microsomia(HFM)は第一・第二鰓弓由来組織の形成異常に起因した、下顎骨、外耳の形成不全を主徴とする疾患です。HFMの発生メカニズムは未だに不明な点が多く、病因解明および治療法の確立には至っておりません。本研究では、HFMの患者の患部をcone-beam computed tomography(CBCT)による3次元的な解析と、HFM患者からDNAサンプルを採取し、遺伝子解析を行うことにより、それぞれの分類における遺伝様式を明らかにする予定です。この研究により、ゲノム情報に基づいたHFMの発症機序および新たな治療法の確立を目指すことを目的としています。
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研究実績の概要 |
令和3年度から4年度の研究計画は以下の通りであった。 (1)HFM患者のタイプ別の下顎骨形態の比較と特徴の解明 昭和大学歯科病院矯正科に来院されている患者に協力を依頼し、同意が得られたHFM患者(Pruzansky分類 Type1:15名 Type2:35名 Type3:10名)70名を対 象とする。CBCTを用いて、特に下顎枝の距離や体積の左右差の計測を行う。これにより3群間(Type1・Type2・Type3)の下顎骨の形態比較を行い、特徴を明らか にする。 今現在、研究対象であるHemifacial microsomia 患者のCTデータ(DICOM)のまとめ、解析を進めている(現在30名のデータを解析中)。また患者データをまとめるに際し、令和2年度から4年度にかけて下記の学会においてHemifacial microsomia患者の症例展示をおこなった。 【日本矯正歯科学会】【日本頭蓋顎顔面外科学会 】解析用PCの購入と解析用ソフトの購入も行った。今後は得られたデータの統計解析を行なっていく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
CBCTを用いた解析は既に終了している。 今後は統計分析と論文作成を行なっていく予定である。
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今後の研究の推進方策 |
新たな解析用ソフトの導入し、既に対象患者データの解析は終了している為、統計をかけて有意差を確認していく。統計に関しては統計解析に精通した専門の先生と相談を行なっている。今年度中に論文作成まで終了する予定である。
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