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頭頸部放射線口腔粘膜炎発生機序の解明と予防法に関する多施設共同ランダム化比較試験

研究課題

研究課題/領域番号 21K17213
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57080:社会系歯学関連
研究機関長崎大学

研究代表者

津田 翔真  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 客員研究員 (80896324)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード頭頚部癌 / 放射線治療 / 口腔粘膜炎 / 口腔細菌 / 炎症性サイトカイン / 頭頸部癌
研究開始時の研究の概要

口腔粘膜炎は頭頸部放射線治療では100%必発し、約半数が経口摂食不可能になるグレード3の重度粘膜炎にまで急激に増悪する。重症化には、生じた潰瘍に口腔細菌が感染する「局所感染」と炎症増強で生じる「サイトカイン過剰産生」が考えられるが、両者の機序に焦点を当てた報告はない。まず頭頸部癌放射線治療患者の唾液中の口腔細菌叢を次世代シーケンサーでゲノム解析すること、炎症性サイトカインをELISAで解析することで粘膜炎増悪機序を明らかにする。次に日本口腔ケア学会の協力を得て、3群に割付け、グレード3粘膜炎の発症割合を主要評価項目、グレード3粘膜炎発症までの日数を副次評価項目とする多施設共同研究を行う。

研究実績の概要

口腔粘膜炎は頭頸部放射線治療では100%必発し、約半数が経口摂食不可能になるグレード3の重度粘膜炎にまで急激に増悪する。重症化には、生じた潰瘍に口腔細菌が感染する「局所感染」と炎症増強で生じる「サイトカイン過剰産生」が考えられるが、両者の機序に焦点を当てた報告はない。本研究ではまず頭頸部癌放射線治療患者の唾液中の口腔細菌叢を次世代シーケンサーでゲノム解析すること、炎症性サイトカインをELISAで解析することで粘膜炎増悪機序を明らかにし、重症化予防法を確立することを目的としている。
本年度は長崎大学病院で放射線治療を受ける頭頸部がん放射線治療患者6名に対して①患者背景:年齢、性別、原発部位、ステージ、組織型、喫煙、飲酒、BMI、白血球数、リンパ球数、アルブミン、クレアチニン、CRP、照射方法(3D-CRT/IMRT)、1回照射量、予定および実際の照射線量、照射範囲、既往歴、合併疾患、②口腔内診査:プラークスコア、口腔粘膜炎のグレード(CTCAE-ver.3と5)、歯周組織の炎症、歯周ポケットの最大値、カンジダ症の発症、ステロイド軟膏の使用と種類、含漱剤の使用と種類、登録日のデータを採取した。また放射線治療開始日±7日、口腔粘膜炎G1発症日±3日、口腔粘膜炎G2 発症日±3日、口腔粘膜炎G3発症日±3日、放射線治療終了日±7日に専用のろ紙を口腔粘膜炎部に数秒間押し当て、またペーパーポイントを歯周ポケット内に数秒間挿入し、検体を採取した。これら採取したデータの症例報告書への入力作業を行った。今年度は、コロナの影響もあり、予定よりも症例登録が進まなかった。そこで次年度も症例登録者数を可能な限り集め、目標登録数に近づけることを最大の目標とする。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

コロナ禍から研究開始しており、対象患者の登録が遅れがちであった。

今後の研究の推進方策

症例数を確保するために、担当診療科と連携を取り、また積極的に研究同意を得ていく。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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