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経済評価に向けた高齢者の健康効用値スコアリング法の妥当性検証とインデックス開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K17228
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
研究機関慶應義塾大学 (2022-2023)
福島県立医科大学 (2021)

研究代表者

吉岡 貴史  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任講師 (00771320)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード健康関連QoL / 医療経済評価 / 高齢者 / 選好に基づく尺度 / 健康関連QOL / 効用値 / EQ-5D
研究開始時の研究の概要

費用対効果分析には一般高齢集団の、包括的QoL尺度から算出される健康効用値が必要である。しかし、高齢者の健康効用値スコアリング法は確立されていない。申請者のアクセス可能なデータベースとインターネット調査を併用し、本研究は①包括的QoL尺度 EQ-5D-5Lの高齢者における健康効用値スコアリング法の妥当性検証と②地域一般高齢者の効用値を表現した効用値一覧表 (インデックス)開発の2つを目的とする。

研究成果の概要

65歳以上の高齢者男女合計1,099名に対してインターネット調査を行った。(1)バリューセット開発:240名の複合時間得失法+離散選択実験に関する有効回答が得られた。1-健康効用値を結果変数、5項目の各水準を表すダミー変数を説明変数とし、回答者を変量効果として考慮した線形混合モデルを適用し推定を行った。(2)併存疾患の健康効用値低下:983名の回答者に対して、健康効用値を結果変数、併存疾患を説明変数とした線形回帰モデルで推定を行った。以上から高齢者のEQ-5D-5Lのバリューセット開発および併存疾患の健康効用値低下が明らかになった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、高齢者の健康効用値が先行研究の日本人一般集団を対象とした研究による推定値とは異なる可能性が示唆された。本研究はインターネット調査という特殊な集団はあるものの、高齢者向けのバリューセットの開発・検証の必要性を示唆している。また、本研究の対象となった高齢回答者のEQ-5D-5Lから間接法で推定した健康効用値は、併存疾患の存在で低下する可能性が確認された。中でも慢性閉塞性肺疾患、変形性関節症、腰痛症で統計的有意性を示した。本研究の健康効用値低下に関する結果は、これらの併存疾患を標的とする医薬品・医療技術の経済評価の基礎資料となりうる重要な知見と言える。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Burnout and its associated factors among healthcare workers and the general working population in Japan during the COVID-19 pandemic: a nationwide cross-sectional internet-based study2022

    • 著者名/発表者名
      Matsuo Takahiro、Yoshioka Takashi、Okubo Ryo、Nagasaki Kazuya、Tabuchi Takahiro
    • 雑誌名

      BMJ Open

      巻: 12 号: 11 ページ: e064716-e064716

    • DOI

      10.1136/bmjopen-2022-064716

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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