• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

がん治療格差のある障碍を抱える人に、標準治療を届ける介入の実装を目指した基盤研究

研究課題

研究課題/領域番号 21K17249
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
研究機関岡山大学

研究代表者

藤原 雅樹  岡山大学, 大学病院, 助教 (20747951)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードがん / 精神障害 / 統合失調症 / 健康格差 / 格差 / 健康
研究開始時の研究の概要

がんを患った重度精神障害者が標準的治療をどの程度受けているか、受けられていない要因は何かを明らかとするため、多施設共同の後向きコホート研究を計画し、本研究はその予備調査である。岡山大学病院において2011年から2013年の間にがんの初回治療を受けた約3000例を対象に、精神障害を併存した者の割合を明らかにする。また、がん診療に対する精神障害の影響を評価するため、がんの発見経緯、診断時のがんステージと治療の詳細、生存期間等の必要なデータ収集可能性・収集手順を明らかとし、各データを記述する。本研究結果をもとに、多施設共同研究の計画作書作成を行う。

研究成果の概要

本研究は、重度精神障害を有する患者においてがん治療に格差があるかどうかを明らかにするための多施設共同後向きコホート研究の実施に向けた予備的調査である。本研究では、岡山大学病院での単施設研究を実施し、病院の電子カルテデータを用いて解析に必要なデータを収集する手順を確立し、各変数のデータ収集の実施可能性やサンプルサイズの見積に必要なデータを確認した。今回の研究で得られた成果をもとに、次のステップとして多施設共同研究の実施に進む。

研究成果の学術的意義や社会的意義

重度精神障害者ではがんの診断の遅れ、標準的治療が受けられていないことが示唆されている。しかしながら、わが国では、重度精神障害者のがん診療格差に関する研究は極めて少ない。障害のある者に対するがん医療提供体制の整備が求められているが、現状の課題がそもそも不明であり、わが国独自のデータが必要である。本研究は精神障害者のがん診療格差を明らかにするための基盤的な取組である。

報告書

(3件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi