研究課題/領域番号 |
21K17289
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 神奈川県立保健福祉大学 |
研究代表者 |
杉村 直哉 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 助教 (30865829)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 職場復帰支援 / 復職判定 / うつ病 / メンタルヘルス不調 / リワークプログラム / 産業保健 / 作業能力 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,うつ病により休業する労働者の職場復帰可否の判断において,作業能力の回復度についての客観的な判断指標を検証し,再発・再休業の防止に寄与することを目指す. 職場復帰可否の判断として簡便に実施可能なブルドン抹消検査を用いる.うつ病により休業する労働者のブルドン抹消検査の成績変化(作業能力の回復)が,職場復帰後の中・長期的な就労継続や再休業のリスクにどれくらい寄与するのか前向きコホートにより実証し,客観的な復職判断の指標を確立する.得られた知見は論文,学会発表,ウェブサイト,書籍化等により社会に向けて公開し,産業保健分野(職場復帰の判断,職場復帰支援の方略)で広く活用しうるツールを提供する.
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研究実績の概要 |
本研究では,うつ病により休職する労働者の復職可否の判断において,作業能力の回復度の客観的な判断指標としてブルドン抹消検査を用い,この評価が再発・再休職の防止に寄与するか検証することを目的とする. これまで,研究協力者と共同でブルドン抹消検査の簡易実施マニュアル(採点表)を作成し,実際のリワークプログラム利用者にプレ実施した.マニュアルの利便性を検証し,実施上の課題を整理し,マニュアル修正作業を行った. 研究協力施設において,データ収集を開始しているが,予定しているデータ数に達するまでにさらに時間を要することが見込まれている.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
当初,新型コロナウィルス感染症への対応のため,研究協力施設のリクルートおよび研究説明が滞った.また検査実施における実運用上の課題の解決に時間を要した.現在,予定しているデータ数に達しない見込みであり,研究協力施設の拡充が必要となっている.
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今後の研究の推進方策 |
研究協力施設の拡充を優先事項として研究を進めていく. 同時に収集したデータの解析作業を進めていく.
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