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植物性食品および食塩に着目した健康的な日本食パターンの構築とがん罹患との関連

研究課題

研究課題/領域番号 21K17300
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
研究機関国立研究開発法人国立がん研究センター

研究代表者

村井 詩子  国立研究開発法人国立がん研究センター, がん対策研究所, 特任研究員 (80894625)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード栄養疫学 / 日本食 / 大規模コホート研究
研究開始時の研究の概要

日本人の寿命が世界の中で最も長い要因の一つとして、日本食が注目されている。伝統的な日本食パターンは、植物性食品を多く含むという健康的な側面を持つ一方で、食塩摂取量が多いことから、胃がんの罹患リスクを上げることが報告されている。そのため、植物性食品や食塩に着目した健康的な日本食パターンを構築し、がん罹患等とのエビデンスを再検討する必要がある。
本研究では、これまでの日本人に特徴的な食事パターンと、健康的な食事パターンに該当した食品から、新たに健康的な日本食パターンを確立し、部位別のがん罹患等との関連を検討することで、日本の長寿を支える食習慣を明らかにすることを目的とした。

研究実績の概要

日本は先進国の中でも平均寿命や健康寿命が長く、理由の一つとして日本の食習慣が挙げられる。近年では、日本人を対象とした疫学研究において、健康的な食事パターンと循環器疾患やがん等の生活習慣病リスク低下に関するエビデンスが蓄積されてきた。しかし、これまでの日本食パターンには、様々な疾患のリスク低下と関連する大豆食品が含まれていない等、必ずしも科学的根拠に基づく構成ではなかった。また、伝統的な日本食パターンには、植物性食品を多く含むという健康的な側面を持つ一方で、食塩摂取量が多いことも指摘されている。そのため、大豆食品等の植物性食品や食塩に着目した健康的な日本食パターンを新たに構築し、がん罹患等とのエビデンスを再検討する必要がある。
本研究では、これまでに報告された日本食パターン、日本人に特徴的な食事パターンや健康的な食事パターンに該当した食品から、植物性食品や食塩に着目した健康的な日本食パターンを確立し、確立した健康的な日本食パターンの妥当性を確認する。さらに、確立した健康的な日本食パターンと胃がんの罹患リスク等との関連を検討することで、日本の長寿を支える健康的な日本食パターンを確立することを目的とした。
日本食パターンについて、先行研究で報告された食品を含めて、伝統的な日本食と、食塩の多い食品の摂取を考慮した健康的な日本食パターンを構築した。加えて、日本人を対象とした疫学研究において、疾病のリスク低下と関連が報告されている乳製品とコーヒーを加えた新たな日本食パターンを確立した。これらの日本食パターンについて、食事記録を用いての妥当性を検討した。さらに、確立した日本食パターンと死亡リスクとの関連解析結果をまとめ、日本食に関するエビデンスの構築に取り組んでいる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

日本食パターンを確立し、食事記録を用いて妥当性を確認した。加えて、確立した日本食パターンと死亡リスクとの関連解析結果をまとめ、エビデンスの構築に取り組んでおり、研究の進捗としては概ね順調に進んでいる。

今後の研究の推進方策

確立した健康的な日本食パターンとがん罹患等の疾患との関連解析を行い、さらなるエビデンスの構築を進める予定である。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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