研究課題/領域番号 |
21K17316
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
蓮沼 英樹 兵庫医科大学, 医学部, 講師 (40891263)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | Greenness / Grayness / 小児 / アレルギー / 出生コホート / 大気汚染 / 正規化植生指標 / アレルギー疾患 / エンドトキシン |
研究開始時の研究の概要 |
先進国を中心にアレルギー疾患が増加傾向であるが、生活環境の変化や大気汚染による影響が指摘されている一方、居住地周辺の緑化度(Greenness)/灰化度(Grayness)によって免疫機能向上/低下の可能性が示唆されている。 本研究では、大気汚染物質によるアレルギー疾患発症へのGreenness/Grayness による修飾効果を疫学的に評価し、小児アレルギー疾患の予防策としてGreenness/Graynessの寄与を解明する。
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研究実績の概要 |
先進国を中心にアレルギー疾患が増加傾向であるが、生活環境の変化や大気汚染による影響が指摘されている一方、居住地周辺の緑化度(Greenness)/灰化度(Grayness)によって免疫機能向上/低下の可能性が示唆されている。本研究では、大気汚染物質によるアレルギー疾患発症へのGreenness/Grayness による修飾効果を疫学的に評価し、小児アレルギー疾患の予防策としてGreenness/Graynessの寄与を解明することを目的とする。 本年度は、兵庫県尼崎市で実施している出生コホート研究「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」の参加者について、健康影響評価とGreenness及び大気汚染物質への曝露評価を実施した。健康影評価のアウトカムとして喘息とぜん鳴を選定し、性別、母のアレルギー疾患既往歴、児の下気道感染、児のRSV感染、兄弟姉妹の有無、保育所、早産、母乳栄養、母喫煙、室内ペット、世帯年収、転居歴別に3歳児の有症率を整理した。Greenness への曝露は、生後0歳~3歳における居住地から半径 500m 以内の NDVI(正規化植生指数)の平均値として推計した。大気汚染物質への曝露は、機械学習アルゴリズムを用いて1km x 1km メッシュの空間分解能で微小粒子状物質(PM2.5)濃度を推計し、生後0歳~3歳におけるPM2.5曝露濃度を推計した。さらに、PM2.5曝露と小児アレルギー疾患との関連性が、居住地周辺の Greenness 曝露により抑制されるか、3歳児の喘息、ぜん鳴の有症率との関連を、共変量を調整して検討した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の計画通り、解析に必要なデータが収集できており、昨年度に開発した曝露評価指標を用いて、小児アレルギー疾患発症との関連解析を実施中であることから、順調に進展している。
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今後の研究の推進方策 |
これまでに検討した居住地周辺のGreennessと小児アレルギー疾患発症との関連について、考察や総合的な解析を行う予定である。
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