研究課題/領域番号 |
21K17333
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
|
研究機関 | 名寄市立大学 |
研究代表者 |
長谷部 佳子 名寄市立大学, 保健福祉学部, 教授 (30302871)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | 血糖値 / 持続間質液中糖濃度 / チョコレート / 味覚刺激 / 経管栄養 / 視覚刺激 / 栄養状態 / 意識レベル / 嗅覚刺激 |
研究開始時の研究の概要 |
食事の摂取形態を適切に整えることで、栄養の吸収動態が変わってくる可能性に着目して、看護援助技術の新たな技法を提案するための研究である。食事を摂取する場合には、味覚情報や視覚情報、嗅覚情報が大きく影響しているため、これらの情報を調節しながら褥瘡(じょくそう。とこずれのこと)の発生予防や、脳血管疾患患者の意識レベルの改善に貢献したいと考えている。本研究の成果は、抗がん薬を投与されている患者の味覚変調や食欲不振に対する食事援助にも適用できると期待される。
|
研究実績の概要 |
今年度はコロナ禍が続いていたため、喫食による対面での実験は昨年度以上に難しい状況であった。そのため、試験食になる粉末チョコレートを充填したカプセルの充填作業と保存作業が中心になった。当初は地元企業等の協力を得ることも検討していたが、幸いにも科学研究費補助金を得たことで、学内の協力者による作業でチョコレートの粉末化とカプセル充填、および精確な計量が可能になった。また、チョコレートは甘味の強い物と、甘味がほとんどなく苦味が強い物の2種類を作成することができたので、以前の実験結果で課題となった「甘く(て美味し)い」と感じた場合の血糖値と、「美味しくない(が糖質とカロリーは含まれている)」と感じた場合の血糖値の比較が可能になると考える。予定していた研究計画よりも遅れてはいるが、できる限り実験が開始できるように実験デザインを整えていく。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナ禍による影響が昨年度よりも深刻で、臨床での対象者からのデータ収集はもちろんのこと、健常者を対象にした研究室での実験によるデータ収集もできない状況であったためである。
|
今後の研究の推進方策 |
研究室への学生など研究対象者の入室制限がなくなり次第、実験を開始していく予定である。試験食の準備はできたため、できるだけ早急に取り組めるように努力する。
|