研究課題/領域番号 |
21K17336
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
菱谷 純子 国際医療福祉大学, 成田看護学部, 准教授 (20586458)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ディザスターレディネス / 災害準備性 / 看護教員 / 災害看護 |
研究開始時の研究の概要 |
医療の人的資源が不足する災害時に看護教員は看護実践者としての役割を発揮することが期待されるため、看護教員のディザスターレディネス(disaster readiness:災害準備性)を高めることは災害時の医療の質の確保に役立つ。したがって、本研究では看護教員のディザスターレディネス向上支援プログラム開発を目的とし、以下3つの研究を行う。 ①実態調査:看護教員のディザスターレディネスを明らかにするための質的・量的調査を行う。 ②試案作成:看護教員のディザスターレディネス向上支援プログラム試案を作成する。 ③試案評価:作成したプログラム試案を模擬的に実施し、評価する。
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研究実績の概要 |
2023年度は2022年度に実施した地域の方への防災に関する公開講座で得られた地域の方からの要望である「災害時には医療系大学に避難するなどの支援を受けたい」というニーズについて検討するための文献検討を行い、一部を学会で発表した。 その結果、看護系の大学や専門学校には、災害時に学生を守るという機能に加え、看護職のライセンスを持つ一定数の女性職員が所属していることから、一部の看護系の大学や専門学校では、自治体から災害時に妊婦や乳児を保護する妊産婦等福祉避難所として指定されているという実態が確認された。 これにより、妊産婦等福祉避難所を含め、福祉避難所として指定を受けている施設の教員と指定のない施設の教員では災害について情報を得る機会に差があり、各教員の持つ災害準備性には違いがあるという研究仮説が導かれた。今後はそれらの施設を対象として量的と質的な調査を行うことが課題である。 まず量的な調査を行い、関心を持つものを対象に質的な調査を行う計画を立案した。 量的な研究ではコロナ禍とでの教員の意識の変化、令和6年能登半島沖地震を反映するための項目であるか、確認したところである。 災害に関する文献が増加し、質的な調査を行うためのインタビューガイドは改めて修正が必要であり、詳細な検討を行った。コロナ禍の感染症への関心、令和6年能登半島沖地震による防災意識の高まりを反映させるよう修正したが、福祉避難所開設の視点を加える修正を行い調査を実施する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナの収束により通常業務に移行したが、想定外の教員の欠員により研究実施ができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
欠員補充がない状況のため、研究補助者を応募し、研究支援を得る。
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