研究課題/領域番号 |
21K17349
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
山東 資子 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 准教授 (30737739)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
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キーワード | カタカナ / 外来語 / 看護用語 / ジャーゴン / ESP |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、看護師・保健師志望の学生が知っておくべき、カタカナ看護用語のオンライン辞典を作成するために必要となる、基礎的なデータを収集することである。本研究期間内では、看護師国家試験および保健師国家試験で使用されている、カタカナ看護用語の定義を日本語と英語の双方から比較し、意味における相違点がないかについて明らかにする。さらに形態と統語の観点から語構造を解明し、品詞・語源・特徴・使用上の注意点などを記載したデータベースを作成する。
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研究実績の概要 |
令和4年度に引き続き、令和5年度も2020年と2021年に実施された、第109・第110回看護師国家試験、および第106回・第107回保健師国家試験で使用された、カタカナ看護用語の分析をおこなった。 まず、国内で出版されている文献を用いて、日本で使用されているカタカナ語の定義を確認した。 続いて、海外で出版されている文献で語源となっている用語の定義を確認し、国内の定義と比較した上で、データベースに記載する定義を決定した。また相違点や使用上の注意点など、特筆すべき点があると判断した場合は注釈を作成した。 次に英語でコミュニケーションをとる際は、どのような表現が適切か、各看護領域の専門書なども参照しながら、英文用例を作成した。 最後に、見出し語・和名・英名・タイプ・語形・定義・用例・国試問題番号など、収集した情報を網羅したデータベースをExcelファイルで作成した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
日本語版と並行して英語版データベースの作成も進めているが、カタカナの元となっている用語をそのまま英語として使用できない場合、どのように表現すべきかについて検討するのに時間を要し、研究成果を発表するまでに至っていない。
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今後の研究の推進方策 |
基本的に概要で述べた手順で分析していき、情報収集後さらに時間を要すると判断した用語については、一旦データベースに記載し、他の分析が済んだ時点で再度検討する。 また看護領域以外の意味をもった用語についても、どこまでの情報を記載すべきか、新たに検討が必要である。
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