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筋肉内注射技術「伸ばす」「つまむ」に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21K17350
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分58050:基礎看護学関連
研究機関県立広島大学

研究代表者

青井 聡美  県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 教授 (10321217)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2023年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
キーワード筋肉内注射 / つまむ / 伸ばす / 三角筋 / 中殿筋
研究開始時の研究の概要

本研究は、三角筋と中殿筋を中心とした表皮から筋膜に至るまでの距離と筋厚をもとに、安全で確実な穿刺時の手技を明確にし、筋肉内注射に関する医療事故防止および看護技術の発展に寄与することを目的とする。研究の協力の得られる18歳以上の男女50名を対象とし、注射針刺入時の三角筋部位と中殿筋部位を「つまむ」と「伸展する」2通りの手技を行い、表皮から筋膜までの距離と筋厚を計測する。また、皮膚の硬度と弾力度を計測する。次に、「つまんだ状態」「つまんだ手を離した状態」「伸展した状態」で刺入した注射針の先端は、つまんだ手および伸展した手を離した後、移動距離を検証し、安全で確実な筋肉内注射の手技を確立する。

研究実績の概要

研究目的は三角筋と中殿筋を中心とした表皮から筋膜に至るまでの距離と筋厚をもとに、安全で確実な穿刺時の手技を明確にし、筋肉内注射に関する医療事故防止および看護技術の発展に寄与することである。
研究方法は、筋肉注射部位の2か所(A:肩峰外縁から4cmの部位とB:肩峰から垂直に下した線と前腋窩線の頂点と後腋窩線の頂点を結ぶ線の交わる部位)において、注射針刺入時の「つまむ」と「伸展する」2通りの手技を行い、①肩峰から表皮から筋膜までの距離と筋厚、②皮膚の硬度と弾力度、③上腕周囲径と上腕の長さ④身長、体重を計測する。皮膚弾性の測定は、Cutometer MPA 580を用いて計測する。計測時の注射部位における「つまむ」「伸展する」の手技は同一者が実施することとした。研究対象者は20名であった。その結果、筋肉注射部位の2か所(A:肩峰外縁から4cmの部位とB:肩峰から垂直に下した線と前腋窩線の頂点と後腋窩線の頂点を結ぶ線の交わる部位)において、表皮から筋膜までの距離と筋厚は、「つまむ」手技の場合の皮下組織の平均距離は「伸展する」場合の手技よりも厚いことが明らかとなった。また、皮膚の弾性においては、注射部位により手技による違いがあることが明らかとなった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

データ収集した結果を基に安全な手技について検討を進めている。当初の計画では追加の研究協力者の募集を行いデータ収集を実施し、それらの結果と合わせて検討する予定であったが、追加の研究協力者の募集に時間を要したことと、研究代表者の業務が多忙になったことが理由で当初予定していた期間に終えることができなかった。

今後の研究の推進方策

追加で研究協力者の募集を行い、これまでの研究結果を踏まえ、「伸ばす」「つまむ」の2通りの方法で安全な手技の確立を目指した検討を進める。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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