研究課題/領域番号 |
21K17370
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 金沢医科大学 (2022) 三重大学 (2021) |
研究代表者 |
大江 真人 金沢医科大学, 看護学部, 講師 (60756253)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2024年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | メンタルヘルス不調 / 看護師 / 復職支援 / 就労支援 / 就労継続支援 / 看護管理者 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、メンタルヘルス不調を理由に休職または退職した看護師に対して、所属部署で看護管理者が行う就労継続支援について検討する。そのために、研究の第一段階では、メンタルヘルス不調を理由として休職または退職した看護師への就労継続支援を行った経験を有する看護管理者の就労継続支援と看護師が復職後に就労継続をした過程での双方の体験から、就労継続とその支援に関するニーズや課題を明らかにする。次に研究の第二段階では、第一段階での結果を基にして、所属部署の看護管理者が行う復職したメンタルヘルス不調を抱える看護師に対する就労継続支援モデルを開発する。そして開発した就労継続支援モデルを実践し、評価を行う。
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研究実績の概要 |
前年度に行った文献検討の結果から、看護師のメンタル不調の予防及び支援のためには、病棟等の身近な相談体制を整えるこ とや看護師のストレス対処能力を高めることによってメンタルヘルス不調の予防を行うこと、不調の早期発見と介入を行うこと、復職のサポートを丁寧に行うこ と、看護師長などの身近なサポートから外部資源などを幅広く活用することが必要であることが示唆された。つまり、看護師のメンタルヘルス不調の支援のためには、所属部署での支援のあり方を明確化し、その課題に対応していくことが必要である。そして、支援を行う看護管理者等の支援もまた必要である。これらは、メンタルヘルス不調を抱える看護師が医療機関等で受ける支援とは別のものであり、メンタルヘルス不調の回復後に所属部署でどのように職場復帰、就労継続を可能にしていくかによってメンタルヘルス不調にも大きく影響を与えるものである。この内容について、研究フィールドとなる予定の施設の看護部との打ち合わせを行い、当該施設における看護師のメンタルヘルス不調の実情のヒアリング、研究参加者のリクルート方法等を確認した。今後は、申請中である倫理審査の内容を看護部との打ち合わせ内容を基に修正し、承認後にデータ収集を行う予定としている。また、予定の研究参加者数が確保できない可能性もあり、同規模の総合病院の看護部への研究依頼を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究者の所属機関の変更があり、異動後の所属機関での研究実施体制の整備および倫理審査に時間を要している。
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今後の研究の推進方策 |
研究施設との打ち合わせと倫理審査の申請を終えているため、倫理審査での承認後、速やかにデータ収集・分析を行う。
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