研究課題/領域番号 |
21K17378
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 聖隷クリストファー大学 |
研究代表者 |
高橋 大生 聖隷クリストファー大学, リハビリテーション学部, 助教 (30645883)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 頭頸部がん / 骨格筋量 / 骨格筋横断面積 / 頸部CT / 頸部エコー |
研究開始時の研究の概要 |
頭頸部がん患者は骨格筋量の減少などにより体力低下を引き起こしやすい。骨格筋量を正確に把握することで、適切な栄養管理とリハビリの強化などに繋がる。骨格筋量評価の代表的なものに生体電気インピーダンス法があるが、治療中等の体液バランスが崩れやすい状態下では正確な評価が困難である。そこで、我々は頭頸部がん患者の日常診療から得られる頸部CT画像の筋横断面積に着目した。本研究では頸部CT画像による骨格筋量評価の妥当性を検証する。そして、放射線暴露の無い頸部エコーによる筋厚評価との関連を検討する。頸部エコーによる骨格筋量評価の有用性を検証し、新しい骨格筋評価の可能性を探る。
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研究実績の概要 |
本研究では頭頸部がん患者の骨格筋量を正確に測定する指標としてC3レベルのCT画像より得られた骨格筋横断面積(Cross-Sectional Muscle Area: CSMA)が有 用かを検証するために、目的①:頭頸部がん患者の頸部CT検査より得られたC3レベルの骨格筋横断面積(CSMA)の骨格筋量評価としての妥当性を明らかにする。 目的②:CSMAと有害事象発生率と予後の関連を明らかにする。目的①では、現在のゴールドスタンダードであるL3レベルでの腰部CT画像の骨格筋横断面積と比較 した際のC3レベルの骨格筋横断面積の有用性を明らかにする。なお、日常診療から得られる画像より解析を行うため、新たに検査を行う必要が無く、頭頸部がん 患者への負担は最小である。また目的②では、①で得られたC3レベルの骨格筋量と予後の関係を明らかにし、正確かつ有意義な評価指標の開発を目指す。現在、 解析方法が確定し後方視的にデータを計測中であり、目標症例数の骨格筋解析を進めている。引き続き目標症例数の解析を終了し報告予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
C3レベルの骨格筋横断面積の自動解析の実施について検討・調整中であったが、解析ソフトの限界によって手動での解析となったため。また、測定条件を統一する観点から、L3レベルの骨格筋解析も手動で行うこととなたため。
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今後の研究の推進方策 |
解析方法が確定したため、データ計測を進め引き続き目標症例数の解析を終了し報告予定である。その後、②の研究課題を実施する予定である。
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