研究課題/領域番号 |
21K17379
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 佐久大学 (2023) 京都光華女子大学 (2021-2022) |
研究代表者 |
荒井 春生 佐久大学, 看護学部, 教授 (60406246)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 精神科病院 / がん / 看取り / 教育 / 看護師 / 精神科 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、日本の単科精神科病院は、精神障がい者の高齢化が深刻となり、彼らの療養生活や人生の終焉を「看取る」場として位置づけられている。その一方、精神科看護師はこの現状をどのように受け止めて「看取り」を行っているのか、その背景にある様々な要因については明らかにされていない。そこで、精神科看護師を対象に「看取り」支援教育プログラムの1つとして、病院内で簡単に見ることができるDVD学習教材を開発する。作成したDVD学習教材は、研修会を企画しその教材効果について測定調査を行う。その調査結果にもとづいて、今後、精神科看護師への「看取り」教育支援教材をどう活用し普及させていくのかを明らかにする。
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研究実績の概要 |
2023年の調査 2021-2022年度に実施した基礎資料をもとに、精神科看護師の「看取り」について対象者を拡大して聞き取り調査を行った。さらに、精神科看護師の継続教育を充実させる具体的なプログラム内容を作成した。その内容は、がんを合併した統合失調症患者の痛みと精神症状を総合的にアセスメントできる評価シートである。この評価シートを用いて効果の有無について調査を行った。その結果、評価シートの一部変更を修正して、アセスメントすることができる事実を確認した。
2024年度は精神科看護師の継続教育を5段階に分けてマレーシアと日本の精神科病院で継続実施する予定である。これまでの調査結果はThe Asian Journal of Psychiatry に投稿準備を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
Covid-19の影響により病院での調査が一時中断した。様々な状況が変化する中で、健康管理に配慮した体制を継続する予定である。
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今後の研究の推進方策 |
今後はマレーシアと日本の外務省情報を把握しながら、調査地域を拡大する予定である。取り組む調査の内容は、看護師の教育プログラムの開発を継続する。精神科看護師の教育背景や宗教・文化を加味した到達プログラムの検討を加える予定である。
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