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早産児の両親を支援するフォローアップ外来における看護援助開発に向けた基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21K17389
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分58070:生涯発達看護学関連
研究機関岩手保健医療大学

研究代表者

下野 純平  岩手保健医療大学, 看護学部, 准教授 (00782476)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
キーワード早産児 / 新生児外来 / フォローアップ外来 / 看護 / 両親
研究開始時の研究の概要

2017~2019年度の若手研究(B)「脳性麻痺発症のリスクが高い早産児の両親の父親役割遂行に向けた調整を支える看護援助」において、NICUにおける看護援助を開発した。本研究は、早産児がNICU退院後の、両親への看護援助の継続を検討するとともに、新生児外来・フォローアップ外来(以下、フォローアップ外来とする)における看護援助の開発に向け、基礎資料を得ることを目的とする。この目的に沿って、①文献検討、②フォローアップ外来診療を行っている施設への質問紙調査、③フォローアップ外来での勤務経験を有する看護師への面接調査を実施する。

研究実績の概要

本研究の目的は、早産児がNICU退院後の、両親への看護援助の継続を検討するとともに、新生児外来・フォローアップ外来(以下、フォローアップ外来とする)における看護援助の開発に向け、基礎資料を得ることである。2023年度は以下を行った。
1.2022年度に実施した質問紙調査について、研究協力施設および研究対象者へ研究成果の概略を送付した。また、自由記述の分析結果を日本小児看護学会第33回学術集会にて発表した。さらに、選択式回答および自由記述の分析結果を併せ一編の論文とし、日本小児看護学会誌に投稿し、採択された。
2.これまでの文献検討、質問紙調査で得られた知見をもとに、施設ごとの特徴をふまえたフォローアップ外来における看護実践の現状と課題を調査するための面接ガイドを小児看護学研究者と協議し作成した。さらに、作成した面接ガイドを用いて行う調査について、所属施設の研究倫理審査委員会へ審査申請を行い、承認された。
3.上記2.の面接調査の研究対象者を公募し、データ収集を行った。公募については、施設ごとの特徴をふまえたフォローアップ外来における看護実践の現状と課題の詳細を明らかにするという目的から、研究対象者を複数施設から選出することとし、厚生労働省が公表している周産期母子医療センター一覧に2023年7月時点で掲載されている16施設に研究協力依頼を行った。結果、4名の協力が得られた。
4.上記3.の分析を行い、得られた研究成果について、日本小児看護学会第34回学術集会に演題登録した。また、学会誌への投稿を目指し、更なる分析を進めている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

面接調査の対象者について、交付申請書に記載した研究実施計画ではフォローアップ外来での勤務経験を有する看護職10名程度としていたが、①2022年度に実施した質問紙調査において様々な状況にある看護職のフォローアップ外来における看護実践を明らかにすることができたこと、②COVID-19の影響により、依然、面接調査の実施が厳しい状況にあること、③面接調査の対象者4名の個別分析から施設ごとの特徴をふまえたフォローアップ外来における看護実践の現状と課題の詳細を記述できると判断したことから、更なる研究対象者の公募はせず、分析を進めることとした。
そのため、本研究課題の進捗状況としては、交付申請書に記載した研究実施計画通りにおおむね進んでいると判断した。

今後の研究の推進方策

交付申請書に記載した研究実施計画に沿って、以下に取り組む。
1.2022年度に実施し、日本小児看護学会誌に採択された論文の別刷りを、研究協力施設および研究対象者に送付する。
2.2023年度に実施した面接調査について、①更なる分析を進めるとともに、②研究協力施設および研究対象者へ研究結果の概略を送付し、③研究結果の公表(学会誌への投稿等)を進める。
3.これまでの①文献検討、②質問紙調査、③面接調査で得られた知見から、研究目的に沿った全体考察を行い、別途報告書を作成する。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2024 2023 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] NICU退院児フォローアップ外来における看護実践の実態2024

    • 著者名/発表者名
      下野 純平、遠藤 麻子、濱中 喜代
    • 雑誌名

      日本小児看護学会誌

      巻: 33 号: 0 ページ: 79-88

    • DOI

      10.20625/jschn.33_79

    • ISSN
      1344-9923, 2423-8457
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] NICU退院児フォローアップ外来における看護実践の実態:第2報-看護実践に対する看護職の思いに着目して―2023

    • 著者名/発表者名
      下野 純平、遠藤 麻子、濱中 喜代
    • 学会等名
      日本小児看護学会第33回学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] Follow-up of neonatal intensive care unit discharged infants in outpatient departments to assess the actual conditions of nursing practice2023

    • 著者名/発表者名
      Junpei Shimono, Asako Endo, Kazuhiro Akimoto, Kiyo Hamanaka
    • 学会等名
      26th East Asian Forum of Nursing Scholars
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] NICU退院児フォローアップ外来における看護に関する国内文献検討2022

    • 著者名/発表者名
      下野純平、秋本和宏、遠藤麻子、濱中喜代
    • 学会等名
      日本小児看護学会第32回学術集会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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