研究課題/領域番号 |
21K17398
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 富山県立大学 |
研究代表者 |
小林 絵里子 富山県立大学, 看護学部, 講師 (30584742)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 新生児蘇生法 / インストラクター / 視線解析 / 継続教育 / インストラクション能力 / 相互教育 / 認知プロセス / 看護職 |
研究開始時の研究の概要 |
日本では医師の少ない診療所での分娩が多く、新生児の救命に際し看護職は新生児蘇生法を自立して実施することが求められる。新生児蘇生法認定資格を取得する看護職は増えているが、新生児蘇生は臨床上常に経験するものではなく、また常に同じ状況下で発生しないため、蘇生法実施による技術維持の機会を得ることが現状では困難である。この現状の解決のために、個々の持つ蘇生経験を共有し、職場等の小集団の中で相互にインストラクションを行う相互教育を実践することが学習を促進し、新生児蘇生法の維持・向上に効果を発揮する。そこで、本研究では、看護職の新生児蘇生法の維持・向上につながる相互教育プログラムの開発を目指す。
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研究実績の概要 |
分娩時には新生児の救命および生命予後を向上するため、新生児蘇生法の教育を受けたスタッフが最低1人は必ず立ち会うこととされている。日本では医師の少ない診療所での分娩が多く、新生児の救命に際し看護職は新生児蘇生法を自立して実施することが求められる。新生児蘇生法認定資格を取得する看護職は増えているが、技術の維持のためには、繰り返し学習すること、経験を積むことが必要であるものの、新生児蘇生は臨床上常に経験するものではなく、また常に同じ状況下で発生しないため、その機会を得ることが現状では困難である。 この現状の解決には、看護職個々の持つ新生児蘇生経験を共有し、職場等の小集団の中でお互いに教えあう、つまり相互にインストラクションを行う相互教育を実践することが学習を促進し、新生児蘇生法の維持・向上に効果を発揮する。 そこで、本研究は、看護職の新生児蘇生法の維持・向上につながる相互教育プログラムの開発を目指すものである。 本年度は第1段階として、熟練看護職インストラクター(2回/年以上新生児蘇生法講習会を開催しておりインストラクター経験5年以上の認定者)のインストラクションを通して熟練インストラクターの認知プロセスを明らかにすることを目的としてデータ収集を行った。COVID-19拡大と行動レベルの制限がかかっているため、目標とするデータ収集には及ばなかったため、次年度もインストラクターのデータを継続して収集し、並行してプロセスの分析を行う。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
本年度は第1段階として、熟練看護職インストラクター(2回/年以上新生児蘇生法講習会を開催しておりインストラクター経験5年以上の認定者)のインストラクションを通して熟練インストラクターの認知プロセスを明らかにすることを目的としてデータ収集を行った。COVID-19の拡大もあり、対象者を得ることが想定以上に難しく、目標数に届いていないものである。
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今後の研究の推進方策 |
感染対策レベルの変更があったことと、年度が替わったため、改めて協力機関へのリクルート依頼を行い、熟練インストラクターの認知プロセスを明らかにするためのデータ測定を行う。 また、インストラクターのデータを継続して収集していくが、並行してプロセスの分析を行うことができるよう進めていく。
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