研究課題/領域番号 |
21K17414
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 東京医療保健大学 |
研究代表者 |
南部 泰士 東京医療保健大学, 看護学部, 教授 (70611846)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 保健師教育 / 教学IR / 保健師学士課程 / IR / 学修成果 / 教育評価 / ベンチマーク / 保健師教育課程 / 教育の質保証 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、大学生の学修成果や大学教育の質を評価する活動である教学 Institutional Research(IR)への関心が高まっているが、保健師教育における教学IR活動は可視化されていない現状である。本研究の目的は、看護系大学の保健師教育課程:学士課程・大学院・専攻科(以下、保健師教育課程)において、1)保健師教育課程教学IR活動に関する実態の解明、2)保健師教育課程における学生の学修成果向上に影響する要因の解明、3)保健師教育課程共通で使用できる教学IR学生調査票(ベンチマーク指標)を開発することである。
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研究実績の概要 |
大学生の学修成果や大学教育の質を評価する活動として、教学 IR への関心が高まっている。大学生の学修成果には様々な要因が関連していると考えられるが、日本において、保健師教育課程における学生の学修成果向上への関連要因について調査した報告はない。 本研究の目的は、全看護系大学で養成している保健師教育課程の教学IR 活動の実態を明らかにする目的で調査を行った。アンケート調査の結果、55名から回答が得られた。対象の属性をみると、「40歳代」20.0%、「50歳代」18.2%、「60歳代以上」43.6%であった。所属大学は「国立」23.6%、「公立」12.7%、「私立」63.6%であった。所在地域は「近畿地方」16.4%、「中国・四国地方」21.8%、「中国・四国地方」21.8%、「九州・沖縄地方」32.7%であった。職位は教授が47.3%であった。IRに関する委員会は「教務委員会関連」27.3%、「カリキュラム委員会関連」23.6%であった。教育課程は選択制76.4%であった。 教学IRとして、分析・活用したい項目をみると「成績分布やGPAなどの分析」21.8%、「学生による授業評価の分析」18.2%、「就職状況調査」16.4%、「学生の達成度調査、学生による大学教育の評価調査など」10.9%、「学生調査(生活調査など)」9.1%であった。 他大学との教学IRに関する比較を希望する項目は「就職状況調査」61.8%、「成績分布やGPAなどの分析」52.7%、「卒業生に対する調査」49.1%、「入学志願者の調査」47.3%、「学生の達成度調査、学生による大学教育の評価調査など」40.0%であった。 保健師教育課程専門IR組織の有無については、「いいえ」61.8%、「わからない」16.4%であった。ミニマム・リクワイアメンツをIRに活用しているかについては、「いいえ」32.7%、「わからない」29.1%「はい」7.3%、であった。 以上の結果を踏まえ、インタビューガイドの内容を整理、精選している段階である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルスの影響や、その後の状況により業務負担が増したことで、研究に使用できる時間が大幅に短縮された。そのため、保健師教育に携わる教員へのインタビュー調査の実施が困難であった。
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今後の研究の推進方策 |
保健師教育に関わる大学教員6名程度のインタビュー調査に関して、研究協力の同意が得られれば、オンラインビデオ会議システムであるZoomを用いてインタビューを実施する方向である。
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