研究課題/領域番号 |
21K17427
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 秀明大学 (2022-2023) 国際医療福祉大学 (2021) |
研究代表者 |
二瓶 映美 秀明大学, 看護学部, 准教授 (90769671)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 中小規模事業所 / 中小企業 / 禁煙支援 / プログラム開発 / 健康格差 / 成人中期 / 男性 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、中小規模事業所において、成人中期(30歳代および40歳代を指す)男性喫煙者に対する禁煙支援プログラムを開発し、検証することである。禁煙支援プログラムを先行研究で喫煙率が高い傾向が続く成人中期男性をターゲットに禁煙成功に至った取組みに関する因子を特定し、作成した質問紙を活用し、作成する。 中小規模事業所に勤務する成人中期男性の喫煙者に対し、同意が得られた場合、禁煙支援プログラムを実施し、3か月後、6か月後、1年後の禁煙状況やその関連因子について、統計学的に分析し、評価する。
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研究実績の概要 |
2023年度の成果は、本研究の先行研究である「The Development and Validation of a Scale to Understand Smoking Cessation Efforts Among Middle-Aged Male Workers(成人中期男性労働者の禁煙取組み状況把握尺度の開発および信頼性,妥当性の検証)」の投稿、出版に向けて大きく前進できたことである。本研究は、先行研究で明らかになった、「response to smoking cravings(喫煙欲求への対応状況)」「禁煙成功に伴う効果の実感(perceived benefits associated with successful smoking cessation)」「禁煙に対する前向きな認識(positive perception of smoking cessation)」の3因子をもとにしたプログラム開発を目指している。そこで、先行研究の受理、出版を優先することに方針を切り替えた。当初は和文での投稿を目指していたが、さらに先行研究である「成人中期男性労働者の禁煙成功に至った体験の特徴に関する研究」について、海外の論文での引用や海外の研究者からの問い合わせがあり、途中で英文での投稿に方針を切り替えた。年度内には投稿を終えることができた。(その後、2024年度の4月に受理、5月に出版された。) また、本研究に関連する研究として昨年度から着手し始めた、「20歳代男性が入職後に喫煙を開始し、喫煙が習慣化するプロセス」について、昨年度の研究を進める中で入職前に喫煙歴があり、入職時には禁煙していなかったが、入職後に再開したケースが多くみられたことから、「20歳代男性労働者が入職後,再喫煙し,習慣化するまでの体験」について明らかにし、日本公衆衛生看護学会にて学会発表を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
関連学会に参加するなどしたが、なかなかネットワークを広げることができなかった。このため、所属先の研究倫理委員会の年度内新規申請の締め切りである、1月上旬までに研究計画を具体化し、研究計画書を完成させることができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
情報収集を続けていく中、2月にようやく禁煙関連の研究会に参加することができた。今後、研究会の中で研究協力や助言を得ることが期待できる。 また、5月から所属先の研究倫理委員会の新規申請が開始されるため、申請し、承認次第着手する。(申請済みである)
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