研究課題/領域番号 |
21K17430
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 帝京平成大学 (2022) 東京医療保健大学 (2021) |
研究代表者 |
松田 謙一 帝京平成大学, ヒューマンケア学部, 講師 (70852664)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | せん妄ケア実践能力 / 勤務帯リーダー看護師 / 高齢入院患者 / 外科系病棟 / 自己評価尺度 |
研究開始時の研究の概要 |
勤務帯リーダー看護師の実践能力は、病棟の看護の質に多大な影響を及ぼす。本研究は、周術期のせん妄ケアの質向上にむけて、急性期外科系病棟に所属する勤務帯リーダー看護師のせん妄ケア実践能力に注目することとした。本研究は、急性期外科系病棟に所属する勤務帯リーダー看護師のせん妄ケア実践能力を客観的に測定できる「せん妄ケア実践能力自己評価尺度‐外科系病棟所属の勤務帯リーダー用‐」を開発することを目的とする。 尺度は、1)臨床看護師を対象とした質的調査などを基にした尺度原案の作成、2)パイロットスタデイによる尺度原案の精選、3)尺度の信頼性・妥当性の検討の3つ過程を経て開発する。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、外科系病棟に所属する勤務帯リーダー看護師のせん妄ケア実践能力を客観的に測定できる「せん妄ケア実践能力自己評価尺度」を開発することである。本研究の目的達成にむけた手順は、1.尺度原案の作成、2.パイロットスタディによる尺度原案の精選、3.尺度の信頼性・妥当性の検討の3つからなる。 2022年度は、手順「1.尺度原案の作成」におけるアイテムプール(案)を検討することを目的に質問紙調査を実施した。質問紙調査では、外科系病棟に所属する勤務帯リーダー看護師、外科系病棟の看護管理者、専門看護師・認定看護師を対象に、外科系病棟に所属する勤務帯リーダー看護師のせん妄ケア実践能力について自由記載方式で尋ねた。分析では、外科系病棟における勤務帯リーダー看護師のせん妄ケア実践能力に関わる記述内容を抽出し、コードとした。その結果、勤務帯リーダー看護師の回答からは497コード、看護管理者の回答からは59コード、専門看護師・認定看護師の回答からは4コードを抽出した(計560コード)。コードを概観したところ、「術後せん妄の予防および早期回復のために勤務帯メンバー看護師と協働する行動」、「術後患者の回復過程で起こりうる危険を予測し、率先して勤務帯メンバー看護師や看護管理者、医師、リハビリ職と連携を図りながら療養環境を調整する行動」などの行動に集約できるものと考えられた。質問紙調査を実施したことにより、アイテムプール(案)になりうる勤務帯リーダー看護師のせん妄ケア実践能力に関わる行動を数多く見出すことができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
おおむね計画通りに研究を実施することができた。具体的には、臨床看護師を対象に質問紙調査を実施したことにより、アイテムプール(案)になりうる勤務帯リーダー看護師のせん妄ケア実践能力に関わる行動を数多く見出すことができた。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度は、質問紙調査で得られた知見、先行研究を踏まえて、アイテムプール(案)を作成する。その後、せん妄ケアの看護学研究者や術後せん妄のケア経験を有する看護師に意見聴取を行い、アイテムプールを作成する。その後、せん妄ケアの看護学研究者や術後せん妄のケア経験を有する看護師を対象に内容妥当性の検討のための調査を実施し、尺度原案を作成する。尺度原案の作成後は、外科系病棟に所属する勤務帯リーダー看護師を対象としたパイロットスタデイを実施する。
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