研究課題/領域番号 |
21K17435
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 富山大学 (2022) 千葉大学 (2021) |
研究代表者 |
鈴木 悟子 富山大学, 学術研究部医学系, 講師 (10780512)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 生活習慣病予防 / 健康学習 / 学習教材 / 30歳代男性 / 学習教材の開発 / ライフストーリー |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、30歳代男性の生活習慣病予防の主体的取組みを促す学習教材の開発である。自らの経験を語るライフストーリー法、経験学習理論、主体的・対話的な学習支援方法であるInstructional Designを学修教材の設計の基盤に置くことにより、一般的に保健医療職との接点の持ちにくい30歳代男性への支援として、新たな保健指導を提案するものである。 Instructional Designの基本的なモデルの一つであるADDIEモデルを使用した健康学習の教材の開発により、ライフストーリーを用いた健康学習の生活習慣病予防に対する有効性を示し、健康学習の評価も含め、保健指導の方法として精錬させる。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、30歳代男性の生活習慣病予防の主体的取組みを促す学習教材の開発である。 自らの経験を語るライフストーリー法、経験学習理論、主体的・対話的な学習支援方法であるInstructional Designを学修教材の設計の基盤に置くことにより、一般的に保健医療職との接点の持ちにくい30歳代男性への支援に、新たな保健指導を提案するものである。ライフストーリーを用いて健康学習を促す学習教材の作成は、支援時間の確保が難しい状況や対面での面接が困難な状況下において、有効な支援につながるものと考えられる。 ADDIEモデルを使用した健康学習の教材の開発により、ライフストーリーを用いた健康学習の生活習慣病予防に対する有効性を示し、健康学習の評価も含め、新たな保健指導の方法として精錬させる。そのために、本研究は、3つの研究から構成される。 今年度は、研究2として、研究1の結果をもとにADDIEモデルにおける学習教材の設計に取り組んだ。設計には、①教材の目標を行動目標や主要な単元目標への変換、②取り上げるトピックと単元、それぞれにどれだけの時間をかけるかの決定、③教材目標を考慮した単元の系列化、④単元の具体化と各単元における主要な目標の特定、⑤各単元における学習内容と活動の定義、⑥学習者の評価のための指標開発が含まれる。これらの設計に取り組み、各要素と研究1の結果を照らし合わせ、不足が見られる内容においては、追加の文献検討を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
今年度は、研究2としてADDIEモデルにおける学習教材の設計に取り組んだ。設計には、①教材の目標を行動目標や主要な単元目標への変換、②取り上げるトピックと単元、それぞれにどれだけの時間をかけるかの決定、③教材目標を考慮した単元の系列化、④単元の具体化と各単元における主要な目標の特定、⑤各単元における学習内容と活動の定義、⑥学習者の評価のための指標開発が含まれるが、先行研究の文献検討を通しての学習者の前提スキルの決定に課題が残り、前述した設計の要素を確定しきれていない。特に⑥学習者の評価のための指標開発において、追加の文献検討が必要となったため、やや遅れているとした。
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今後の研究の推進方策 |
次年度は、今年度にひきつづき研究2である学習教材の設計に取り組む。また研究3の一段階目である、30歳代男性への保健指導に熟練した保健指導者、生活習慣病予防や保健指導に関する有識者10名程度へのインタビュー調査を行い、作成した学習教材案の精錬を行う。さらに、研究3の二段階目である30歳代男性への教材案の試用の依頼と評価等に向けて、調査地の選定、環境整備等に取り組んでいく。
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