研究課題/領域番号 |
21K17451
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
荒木 謙太郎 千葉大学, 子どものこころの発達教育研究センター, 特任研究員 (30845136)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2022年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2021年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 失語症 / 構音障害 / 高次脳機能障害 / スクリーニング / スクリーニング検査 / 言語障害スクリーニング検査 |
研究開始時の研究の概要 |
私たちは患者の負担なく簡易に言語障害を捉えることを目的とした検査、言語障害スクリーニング検査(STAD)を開発した。脳損傷後の3種の言語障害を把握するために、STADには、各々に対応する言語、構音、非言語の3領域の検査が設置されている。 今回の研究では、英語版STADの開発を目的とする。英語ネイティブ話者を対象とした英語版STADの標準化に向けた試験を実施する。
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研究実績の概要 |
私たちが開発した所要時間10分(平均9分48秒)と短時間でベッドサイドなどの環境下でも患者の負担なく行える言語障害スクリーニング検査(Screening Testfor Aphasia and Dysarthria ; 以下STAD)は国内の配布累計3400を超え書籍化から5年を経てもなお発行部数を伸ばしており今後の本邦での浸透が期待される。2022年度にはSTADのアウトリーチ活動として以下の講演を行った。言語障害スクリーニング『STAD』,株式会社Gene リハノメ 2022年9月~、スクリーニング評価法STAD,一般社団法人兵庫県言語聴覚士会 2022年, Zoom配信。リッカート尺度を用いたSTAD29項目の妥当性試験への参加要請を行い、海外の8名の言語聴覚士(アメリカ3名、インド2名、オーストラリア1名、ニュージーランド2名、台湾1名、ラトビア1名)が参加を表明。今後の英語版STADの開発に期待される。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
海外の8名の言語聴覚士(アメリカ3名、インド2名、オーストラリア1名、ニュージーランド2名、台湾1名、ラトビア1名)が参加を表明。今後の英語版STADの開発に期待される。
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今後の研究の推進方策 |
リッカート尺度を用いたSTAD29項目の妥当性試験を行う。海外の協力施設と連携をとり小規模にネイティブの症例のデータを算定していく。結果を元に感度・特異度を算定し、成果が不十分な場合には適宜改善を加え精度の高い英語版STADとして完成させる。
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