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脳梗塞に対する新規再生医療の構築:細胞移植治療とリハビリテーションの併用療法

研究課題

研究課題/領域番号 21K17456
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分59010:リハビリテーション科学関連
研究機関九州大学

研究代表者

下川 能史  九州大学, 大学病院, 助教 (30849104)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード脳梗塞 / 再生医療 / 細胞移植 / リハビリテーション / iPS細胞
研究開始時の研究の概要

脳梗塞の後遺症である運動機能障害は寝たきりの主要な原因となる。脳梗塞後の運動機能障害に対する新たな治療アプローチとして、再生医療、特に細胞移植による失われた神経回路の再構築に注目が集まっている。近年、細胞移植効果を強化し、運動機能回復を促進する治療法として、細胞移植とリハビリテーションの併用療法が期待されているが、脳梗塞に対するその有効性とメカニズムは解明されていない。本研究は、①脳梗塞後の運動機能障害に対する、多能性幹細胞由来神経細胞移植とリハビリテーションの併用療法の効果検証、②新生神経回路を介した運動機能変化のメカニズム解明、に取り組み、脳梗塞に対する新規再生医療を構築することを目指す。

研究成果の概要

本研究は、脳梗塞に対する細胞移植とリハビリテーションの併用療法の効果検証を目的として行った。生後4週マウスの大脳皮質梗塞モデルを作成し、多能性幹細胞由来大脳皮質オルガノイドの移植を行った。細胞移植4週間後の脳組織を採取し免疫染色を行なったところ、細胞の生着を確認した。移植細胞由来の神経線維の伸長をごく僅かに認めた。運動機能評価として、foot fault testによる四肢運動機能の解析を治療前後で行ったが、統計学的な改善は認めなかった。本研究では、細胞移植にリハビリテーションを加えた群、リハビリテーション単独群の検討は行えなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

脳梗塞は罹患率の高い疾患で要介護の主要な原因である。脳梗塞後の運動機能障害に対する治療として、リハビリテーションの有効性が示されているが、リハビリテーションのみでは完全回復は望めず、新たな治療アプローチとして再生医療による失われた神経回路の再構築が期待されている。しかし、既存の報告では脳梗塞モデルに対する局所細胞移植の神経回路再構築は限局的である。そのため、他治療との併用療法が期待されており、特にリハビリテーションとの併用が注目されている。脳梗塞に対する細胞移植ならびにリハビリテーションの併用療法の効果を示すことができれば、脳梗塞に対して新規治療アプローチを提案できる。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2024 2023

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 脳内への細胞移植とリハビリテーション2024

    • 著者名/発表者名
      菊地哲広、小高悠作、中島悠介、下川能史、取越貞治、土井大輔、髙橋淳
    • 学会等名
      第23回再生医療学会総会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] 脳内への細胞移植とリハビリテーション2023

    • 著者名/発表者名
      菊地哲広、下川能史、取越貞治、土井大輔、髙橋淳
    • 学会等名
      第22回再生医療学会総会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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