研究課題/領域番号 |
21K17465
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 西九州大学 |
研究代表者 |
岸川 由紀 西九州大学, リハビリテーション学部, 准教授 (30783360)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 慢性疼痛 / 痛覚閾値低下 / 関節不動化 / ドパミン / 側坐核 / D2受容体 / 痛覚閾値 / 情動 / 扁桃体 |
研究開始時の研究の概要 |
慢性疼痛は器質的・心理的・社会的変化など多角的な要因が影響する複雑な痛みである。これまでの研究では、関節不動化モデル動物を用いて慢性疼痛の原因解明を進め、側坐核のドパミンD2受容体の感受性増強が痛覚閾値低下に影響していることを明らかにしてきた。本研究では、情動系に関与している扁桃体と中脳辺縁系ドパミン神経路を含めた神経機構に焦点を当て、未だ明らかになっていない慢性疼痛の心理的要因と痛覚閾値の低下との関連性について調べることを目的とする。
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研究成果の概要 |
後肢を不動化した慢性疼痛モデルマウスと中脳辺縁系ドパミン作動性神経経路に焦点をあてて解析を実施した。4週間後肢を不動化したマウスでは痛覚閾値の低下がみられ、この低下はドパミンD2受容体のアップレギュレーションと関連していた。さらに、軽度のストレスを与えた後に後肢の不動化を行うと、より低い濃度のドパミンD2受容体拮抗薬で痛覚閾値低下が改善した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
慢性疼痛は、複合的な要因で痛みが持続し、社会的および心理的要因などが影響している。本研究では、情動に関係する領域である中脳辺縁系ドパミン神経回路に焦点を当て、治療法について検討した。結果として、側坐核でのドパミンD2受容体が慢性的な痛覚閾値の低下に関与していることが示唆された。
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