研究課題/領域番号 |
21K17476
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 目白大学 |
研究代表者 |
加藤 巧 目白大学, 保健医療学部, 客員研究員 (30897624)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 前庭リハビリテーション / 持続性知覚性姿勢誘発めまい症 / PPPD / 慢性めまい / 理学療法 / 持続性知覚性姿勢誘発めまい / 認知行動療法 / めまい平衡障害 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,近年診断基準が定義された持続性知覚性姿勢誘発めまい(PPPD)に対して,グループによる前庭リハビリテーションの有効性を検証するものである.2021年度に行われる3つの段階的なパイロット研究(1. 慣れの訓練 habituation の有効性について,2. 認知行動療法に基づく心理療法の相加効果について,3. グループによるリハビリテーションプログラムの有効性について)に基づく分析を踏まえて,最終的な介入プログラムの策定を行う.主研究は,2022年度からの開始を計画しており,PPPD患者に対して本プログラムを介入として用いたコホートを設定し,前向きに介入の有効性を検証する.
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研究実績の概要 |
本研究の目的は『PPPD患者を対象としたグループによる前庭リハビリおよび認知行動療法プログラムの有効性について検証を行うこと』であり、2023年度の計画として、これまでに行ったパイロット研究の結果を踏まえ、主研究である認知行動療法を取り入れた前庭リハビリのグループリハビリテーション(計2回の認知行動療法セッションと計6回の前庭リハビリ)をコホートに設定し、前向きに介入の効果を検討することである。 パイロット研究③「グループリハビリテーションの有効性についての検証」について、対照群である個別リハビリテーションの効果が、仮説とは異なる結果となった。その理由として、介入回数が十分でなかったと考察し、6回としている介入回数を8回に修正し、再度データの収集を行っている。この結果について、2024年度中の学会にて報告予定である。 上記変更に伴い、パイロット研究①「PPPD患者に対する慣れの訓練の有効性についての検証」のグループリハビリテーションについても、介入回数を8回に修正し、再度データを収集している。 パイロット研究②「認知行動療法に基づく心理療法の相加効果についての検証」について、研究協力者による研究によって仮説に基づく相加効果が認められることが示唆され、本年度の学会において報告がなされた。 補助期間中の主研究の完了のために、補助事業期間延長申請により、2024年度も継続して研究を進める。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症の影響から、2021年度、2022年度とデータの集積が遅れたことに加え、本研究の介入方法について介入回数を修正し、再度データの蓄積を行っているため、2024年度も継続して研究を進めることとした。
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今後の研究の推進方策 |
本研究は、補助事業期間延長の承認を得たため、2024年度も継続して研究を進める。補助事業の計画内容全ての完了を計画している。
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